宮崎大、市立病院を運営へ(全国初 国立大学 公立病院の指定管理者)

2015.02.24

宮崎大、市立病院を運営へ(全国初 国立大学 公立病院の指定管理者)
 

読売新聞2015年02月18日

宮崎大は17日、宮崎市立田野病院と、併設の介護老人保健施設「さざんか苑」の指定管理者に決まったと発表した。

同大によると、国公立大学法人が病院規模の医療機関の指定管理者になるのは全国初という。4月から運営が移管される。
  
 同大によると、高齢化社会の進展で外来から入院、在宅医療までの一連の流れを、医師が行政などと一体となって対応する地域医療体制の強化が求められている。

 これまで大学病院では専門医の育成に重点が置かれていたが、田野病院とさざんか苑の運営で、研修医や医学部生が一般的な風邪や虫垂炎といった患者への対応や、在宅医療、介護などを学ぶことができ、地域医療に詳しい医師や看護師の養成につながると判断した。

 田野病院の常勤医師は現在、外科2人と放射線科1人の計3人。

初年度は、外科2人、内科、整形外科、新設する総合診療科各1人の計5人の常勤医師を配置する。

外科は消化器系を専門とし、現在は年間15件程度の手術件数を約200件に増やし、病床利用率も90%以上を目標にする。

 記者会見で吉原博幸理事は「大学病院と診療を連携させ、地域の基幹病院を目指したい。医学部生が地域医療を学んで県内に残り、将来的な医師不足解消につながれば」と話した。

 田野病院は唯一の市立病院。市は、同大を含む2団体の応募から、「医師の確保」を重点に置いて選んだ。関連議案は昨年12月の市議会で可決された。