若手医師 偏りなく配置 県や岩手医大などが協定=岩手

2015.02.20

若手医師 偏りなく配置 県や岩手医大などが協定=岩手
2015.02.19 読売新聞


 県、県医療局、岩手医大、県国民健康保険団体連合会は、奨学金を受けた若手医師を県内の医療施設に配置するための協定を結んだ。

これまで奨学金を支給した組織が、個別に医師の配属先を決めていた。今後は4つの組織で調整会議を開き、県内で偏りがないように若手医師を配置していく。

 県内の医師数は、2012年12月現在で2603人。うち半数以上の1366人は、盛岡市と周辺の計6市町に集中しているため、この6市町以外の内陸部や沿岸部では医師不足が深刻になっている。

 県などは08年度から、県内の医学部生などを対象にした奨学金制度を拡充した。

07年度までの受給者枠は25人だったが現在は55人になった。制度が拡充されてから、今年度までの受給者は計309人に達している。

 4つの組織が4月に発足する調整会議では、地域の要望や医師自身の希望を聞き、医師不足の地域が出ないように協議する。

08年度に奨学金を受けた学生が医師となる、16年4月から配置がスタートする。

 奨学金を受けた若手医師は、県内に10か所ある公的基幹病院に配属され、2年間勤務する。その後、中小規模の医療機関(51か所)に移る仕組みだ。

 岩手医大の小川彰理事長は「地域医療に資するだけでなく、若手医師のキャリア形成にも効果が期待できる」と話していた。