地域包括ケア病棟など提言 上野原市立病院運営委

2015.02.19

地域包括ケア病棟など提言 上野原市立病院運営委 /山梨県
2015.02.18朝日新聞 



 上野原市立病院の円滑な運営や課題について審議していた同市の市立病院運営委員会(瀬上清貴会長)はこのほど、地域包括ケア病棟の早急な開始などを提言する答申書を、江口英雄市長に提出した。

 市立病院は1970年に上野原町立病院として開設。2008年10月に公設民営化され、指定管理者として社団法人地域医療振興協会が運営している。

 市は、公設民営化や12年10月から新病院(135床)での診察が始まるなど新しい動きを受け、開設者として病院の運営や課題についてより緊密に地域医療振興協会と協議をする必要があると判断。13年12月に学識経験者、市議、医師ら9人の委員による運営委員会を設け、諮問していた。

 答申は、審議の過程で病院運営について市と同協会の間に考え方の違いがあることや、救急医療について救急車からの患者受け入れ要請への対応に課題があったと指摘。経営状況は、市からの運営費助成金を受けても赤字になるなど厳しいと報告している。

 その上で、同協会に対しては、休止中の病棟を「地域包括ケア病棟として一刻も早く再開する」ことや、常勤医師・看護師の充足による入院医療の充実、急変時に「入院要請を受けた場合は100%確実に受け入れる」よう取り組むことなどを提言。

 市に対しては、既設の市立病院管理運営協議会を少なくとも四半期ごとに、当面は毎月開催し、同協会と協議するよう求めている。