◎2・8舞鶴市長選 公約と訴え(上)医療 山内健氏 多々見良三氏

2015.02.06

◎2・8舞鶴市長選 公約と訴え(上)医療 山内健氏 多々見良三氏
2015.02.05 京都新聞



 舞鶴市長選が8日に投開票される。

まちの将来を左右する課題について、新人の山内健氏(47)=共産推薦=、現職の多々見良三氏(64)=自民、民主、公明推薦=の演説や公約集を踏まえ、訴えをまとめた。=3回掲載します


<医療>


 市立舞鶴市民病院の医師が約10年前に大量退職して以降、深刻な医師不足が続く。

市は府中丹地域医療再生計画に基づき、公的4病院(市民病院、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院、舞鶴医療センター)で、それぞれの特色ある分野を踏まえた病棟整備を進め、市民病院は療養病院に特化して移転した。

連携による機能強化で若手医師を呼び込む狙いだが、4病院の常勤医師数は4年間で6人減の108人(昨年4月現在)。休日診療や救急体制の維持に苦労している。

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患者の立場で見直す 山内健氏=無新


 多々見氏の政策を「地域医療が大きく後退した」と批判する。理由に、医師が減り続けている▽市民病院の外来がなくなり、市外へ通院する市民が増えた▽患者が3病院を回らないといけない-ことを挙げ、「病院の立場ではなく、市民、患者の立場で見直す」と主張する。

 具体的には「一つの病院で、ある程度、完結する医療」を掲げる。救命救急センターの新設や、西舞鶴地区で透析治療施設の整備、不足している放射線科・呼吸器科・総合内科医などの医師確保を府に求めるとする。

 ただ現状では各病院で病棟整備が進んでいることから、全面的な変更は「非現実的」とし、「今の到達点を踏まえて見直す」方針だ。(竹下大輔)

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4病院で住民を守る 多々見良三氏=無現


 中丹地域医療再生計画を公的4病院存続に見直したことで、「高い医療レベルを維持しつつ、それぞれの地域で住民を守ることができる」と強調。

 医師が減った、との批判には「4年で増えるとは一言も言っていない」と注釈を付けた上で、空席だった市民病院の院長に京都府立医科大から医師が赴任する予定であることをはじめ、府医大からの医師派遣にめどがついたとする。

 診療科統廃合は「適切な患者数がないと優れた専門医は来ない」と反論、4病院を巡回するバスで通院の利便性も確保したという。

 今年夏に市休日急病診療所が医療センター内に完成予定で、「府北部で最も救急医療が充実する」。(芝田佳浩)