大学院の併設、地域への医師派遣などが条件

2015.02.05

大学院の併設、地域への医師派遣などが条件

順大と日保医大、埼玉の大学病院設置に名乗り

計画の採用は3月に決定、2018年3月までに着工予定


2015/2/5

加納亜子=日経メディカル 
 
埼玉県は1月30日、医師不足の解消を目的に実施していた病院整備計画の公募を締め切り、学校法人順天堂(順天堂大学)と学校法人共済学園(日本保健医療大学)の2団体から応募があったと公表した。

今後、計画内容の確認や医療審議会からの意見などを踏まえ、3月中に採用する計画を決める方針を示した。

 埼玉県保健医療部の資料によると、計画の概要は以下の通り。

 順天堂大は、さいたま市緑区と岩槻区に800床の医学部附属病院を新設。加えて、入学定員60人、総定員240人程度の大学院医学研究科も設置する方針を示した。

 一方、日本保健医療大は、幸手市平須賀に600床の附属病院を設置する予定だ。大学院は、医学部の設置と併せて今後、認可申請する方針を明らかにした。

 各学校法人とも、「積極的な医療人材の育成と県内医療機関への医師派遣」をする姿勢を示し、2018年3月着工、2020年度に完成予定としている。

 埼玉県はかねてから国に基準病床数の算定方法の見直しを強く求めており、国から直近の人口で再算定することが認められたため、第6次埼玉県地域保健医療計画を変更。基準病床数の改定を行っていた。これを受け、医療計画に基づき、2015年1月5日から病院などの整備計画の公募を行っていた。

 なお、整備計画の応募条件は以下の4項目。
(1)大学附属病院の整備であること
(2)医学系大学院を併設する計画であること
(3)県内の医師確保が困難な地域などへの医師派遣に積極的に協力すること
(4)2018年3月までに着工すること