米国デュポン社から銅殺菌剤 Kocide®事業資産を買収

2015.02.06

米国デュポン社から銅殺菌剤 Kocide®事業資産を買収

【企業】発信:2014/08/22(金) 

  三井物産は8月21日、米デュポン社が保有する銅殺菌剤「コサイド(Kocide)」のグローバルな事業を買収する契約を締結したと発表した。

  銅殺菌剤は、カビやバクテリアの病害に対処する農薬として、世界中の農家に広く親しまれており、中でもコサイドの主な有効成分である水酸化第二銅は、単独や他の殺菌剤と混合で、病害予防の殺菌剤として広く使用され、主要な農薬市場である北米、欧州、中南米、アジアを含む世界75カ国以上で登録されている。特に、ブドウ、柑橘類など果樹野菜類の有機栽培などに広く使用され、今後も需要の増大が見込まれているという。

  三井物産は、米国で農薬製造業・販売業を行う100%子会社Mitsui AgriScience International USAの傘下に新たにCertis Cu LLC を設立し、デュポン社の銅殺菌剤に関する事業資産を買収。具体的には、CCU社を通じ、デュポン社の銅殺菌剤の商標「Kocide」、製品の各国での登録、登録データ、製造ノウハウ(製造プロセスに関わる特許)、第三者との契約、およびテキサス州ヒューストンの銅殺菌剤製造工場を買収するとしている。

  なお、アジア・パシフィック地域でのKocideの販売は、デュポン社が最長5年間継続して行うとしており、これにともない、三井物産はアジア・パシフィック地域でのデュポン社への銅殺菌剤、デュポン社が取扱う混合剤向けの銅殺菌剤の供給に関する契約を締結したとしている。

  本発表自体には、買収額についての言及はないが、本発表を報じた複数の報道機関は100億円弱としており、この買収で、三井物産は銅殺菌剤で約15%のシェアを獲得してトップ企業になるという。