新県立病院 6科新設、320床に 基本計画 回復期病床を拡充

2015.01.27

新県立病院 6科新設、320床に 基本計画 回復期病床を拡充
2015.01.26 神戸新聞



新県立病院 6科新設、320床に

基本計画 回復期病床を拡充


 県立柏原、柏原赤十字病院(いずれも丹波市柏原町柏原)が統合して2018年度中の開院を目指す新県立病院について、県が基本計画づくりを進めている。

診療科は、これまでなかった6科を含む26科で、病床は320床。建物は地上6階建てとし、整備費は約160億円を見込んでいる。(森 信弘)


 県は新病院の運営方針として、急性期から回復期まで幅広い医療の提供▽丹波市が隣に整備する保健福祉施設と一体となった地域包括ケア▽(準3次)救急拠点施設▽地域医療を担う人材育成-を掲げる。建設場所は丹波市氷上町石生の氷上工業団地で敷地面積約5万2千平方メートル。

 建物は鉄筋コンクリート造りで延べ床面積2万6600平方メートル。ヘリポートは地面に設置する。浸水対策のため病院全体を盛り土でかさ上げし、ヘリポートはさらに盛り土をする。病床の内訳では「急性期」を2病院の計259床から減らし199床(うち集中治療室と準集中治療室が6床)に。「回復期」を計26床から117床に増やす。感染症は現行通りの4床。

 診療科で新設するのは、神経内科▽血液内科▽リウマチ科▽腎臓内科▽救急科▽病理診断科の六つ。脳神経外科では常勤医の確保を目指す。現在実施していない人工透析や透析患者の合併症対応もする。

 また、地域医療を志す人材育成の拠点にしようと、神戸大などと連携して指導体制を整備。多様な研修プログラムを用意する。

 県は、基本計画案について2月2日まで意見を募っている。県病院局ホームページなどで内容が見られる。県病院局企画課企画調整係TEL078・362・3299


▼丹波市整備の隣接施設

保健・福祉機能を集約


 新病院に隣接する保健福祉施設は、丹波市が整備する。柏原赤十字病院が担ってきた診療所や健診、在宅療養支援などの機能のほか、同市が持つ保健・福祉の機能を検討している。

 同市が機能の移転を検討するのは氷上保健センター、こども発達支援センター、地域包括支援センターで行ってきた健康啓発▽母子保健▽発達障害児支援▽年金▽介護予防・相談-など。

 1次救急機能も担い、医師会の協力で行ってきた休日、平日夜間の応急診療を一体的に提供する。

 整備する建物には、新たな四つのセンターを設ける。診療所機能や健診などを担うセンターについては、市から県が委託を受ける方向で協議する。(森 信弘)