病院建設 桑名市、2度目の入札不調 開院遅れの可能性

2015.01.11

病院建設 桑名市、2度目の入札不調 開院遅れの可能性 
 2014/8/17伊勢新聞


【新病院の建設予定地。工事施工業者の欄は「未定」のままになっている=桑名市寿町3丁目で】

【桑名】桑名市が同市寿町三丁目に予定している新病院建設の入札が、二度にわたって不調となり、目標とする平成二十八年春の開院時期が遅れる可能性が高まっている。

市は事業費の増額などで対応してきたが、参加業者は決まらず、「どうすればいいのか」と苦悩している。

  新病院は、市などでつくる地方独立行政法人「市総合医療センター」が運営する三病院を集約し、二次医療が可能な急性期病院となる。

病床は四百床程度で、既存三棟を改修し、二棟を新設する計画。

  開院時期は当初、平成二十七年四月の予定だった。しかし、設計の遅れで同月からの段階的開院に変更。今年一月の一回目の入札は参加予定業者の辞退で不調となり、同年の開院は不可能になった。

  市は一回目の入札が不調となったことを受け、工事費を約三十三億六千万円増額し、工期を十七カ月から二十カ月に変更するなど条件を緩和した。ところが、参加業者は集まらず、二回目の入札は再び不調に。結局、開院時期は二十八年春にずれ込んでいる。

  背景には、東日本大震災の復興事業や名古屋駅前の大規模再開発が続き、作業員が不足。加えて資材費が高騰していることがある。市の聞き取りに対し、業者は「名古屋の工事が終わる来秋以降なら受けられる」「金額が少し足りない」と回答した。

  目標とする二十八年春の開院を実現するには、今秋にも工事業者を決めなければならないが、このままだと断念せざるを得ない状況で、「こんな事態になるとは、全く想定できなかった」と市地域医療対策課の担当者は肩を落とす。

  市は「これ以上、事業を遅らせるわけにはいかない。相手があることなので簡単な話ではないが、請け負ってもらえる業者を早急に見つけたい」と説明。

  三回目の入札に向けて「ある程度の増額もやむなし」とし、当初の金額から約六十八億六千万円増え、約百七十四億六千万円に膨らんでいる事業費をさらに増やす考えを示した。  

http://hospital.city.kuwana.lg.jp/kcmc/new_hospital/index.html