◎税優遇取り消し見送り=徳洲会側に改善指導-選挙違反事件で・鹿児島県

2014.12.05

◎税優遇取り消し見送り=徳洲会側に改善指導-選挙違反事件で・鹿児島県
2014.12.04 時事通信


 2012年衆院選をめぐる医療法人「徳洲会」グループの公選法違反事件を受け、鹿児島県が傘下の「鹿児島愛心会」(同県鹿屋市)を調査した結果、税制上優遇される「社会医療法人」の認定取り消しを見送り、改善指導にとどめたことが4日、県への取材で分かった。

 徳洲会関係者によると、グループの別の社会医療法人「木下会」(千葉県松戸市)についても、千葉県による取り消しは見送られたもようだ。

 取り消すと法人税の非課税分に課税されて財政的に重い負担が生じ、人件費が削減されるなどして地域医療に影響が出る可能性を考慮したとみられる。 

 鹿児島県によると、今年夏ごろ、愛心会に対して公選法違反事件での同会の役割などについて報告を求めた。10月、法令順守の徹底などを求める改善指導を行い、12月に改善内容の報告を受けたという。

 社会医療法人の取り消しについて、県担当者は「現時点で考えていない」と話している。

 グループには、医療の普及などに貢献する法人を対象に、法人税が通常より6.5%軽減される特定医療法人の「沖縄徳洲会」(沖縄県八重瀬町)もある。徳洲会関係者によると、承認を行う国税庁が取り消すかどうか調査している。

[時事通信社]