11月30日(日)夕方 ミネソタ州ロチェスター市にあるメイヨークリニックの視察 •(坂田 茂 (東日本税理士法人)

2014.12.05

11月30日(日)夕方 ミネソタ州ロチェスター市にあるメイヨークリニックの視察 •(坂田 茂 (東日本税理士法人)     

私の報告になります

スタッフや患者さんがいる昼間とは違って、普段見ることができない診察室等も見ることができました。
12月1日(月)午前 メイヨークリニックの説明と正式な視察

 従業員約5万人、医師約4,000名、寄附金が年間300億円、人件費率70%という非営利組織であり、かつ、全米最大の民間医療機関ですが、概要はこちらを見れば分かります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF

構造的にも文化的(寄附文化)にも、こんなにも違うのか!と感じました。
 病院と教育と研究とオフィスビルと芸術が融合しているというか、何と表現していいのか分かりません。

 強く感じたのは、「医療とそれ以外の分業制」が確立していることです。
 「医師は医師の務めを」、「管理部門は管理部門の務めを」ということです。
 「医師から事務仕事を取り除いている」と発言されていました。
 
日本のような「院長兼事務長」のようなスタイルは一切無いですし、医師が証明書作成に忙殺されるような仕組みにもなっていないのです。
 日本の勤務医の医療以外の忙しさを話しすれば、「クレイジー」ということになるのだと思います。

さらに、メイヨークリニックと言えば「チーム医療」に特徴があるので、医師の「性格」「性質」「リーダーシップ」なども重視しているとのこと。
 
「スキル」は非常に優秀だが、「性格」や「協調性」といった点に難がある医師は「No、thank you」というかメイヨーに残っていけない。

また、「クオリティ(品質)」、「カルチャー(文化)」、「患者のニーズを最優先する」という3点を繰り返し強調していたように、150年経った今でもこの3点を追求している姿勢には私達も大いに学ぶところがあります。
 
「個々人の品質向上」、「組織としての品質向上」、これは、あくなき追求だと思います。
これを追求するために品質向上のためのチェック体制も整備されており、自他ともに認める品質の維持向上に余念がありません。
つまり、メイヨークリニックのバリュー(価値)を上げるために、「クオリティ(品質)を上げ、コストを削減すること」を実践しています。

 一方で、品質の土台ともなる、組織としての「文化の醸造」、これも、目に見えないテーマですが非常に大切にしています。
メイヨークリニックが、理念を実践できて、150年目を迎えたのは、きちんとした文化があるから。
 机上の空論に終わっていないところが凄い点でもあります。

 視察直後に思ったことですが、日本医師会が「何でも反対」の姿勢を撮り続けていると、間違いなく日本の病院は、このまま行くと世界から取り残されて「ガラパゴス病院」になるのではないか?とあらためて危惧しました。

なお、私の撮った写真は編集して、ドロップボックス(法人ファイル共有ホルダー → アメリカ医療施設視察ツアー → メイヨークリニック)に入れてあります。

 最後に、このような貴重な機会をいただき、感謝申し上げるとともに、今後の自身の取り組みにも活かしていきます