日本の医療現場における中国人看護師と コミュニケーション

2014.11.04

 

日本の医療現場における中国人看護師と
コミュニケーション
 ― 病院赴任直後の言葉の問題を中心に ― 
石原美知子

http://repository.tku.ac.jp/dspace/bitstream/11150/1031/1/komyu36-06.pdf



////////(抜粋)

中国人看護師自身の言葉の問題では,専門用語は5 割強が難しいと答えた(9 項目の中で最もパーセンテージが低い)とはいえ,繰り返しによって慣れてくるものであろう。
逆に一番難しいのが薬の名前を覚えることである。これは日進月歩の医学界にあっては日本人でも心して覚えなければならないことだろう。

ある意味では,看護師である間,ずっと付きまとう問題かもしれない。

しかし,業務上一番問題となるのは医師,看護師らの話を聞きとったり,メモしたりすること,さらに指示をすぐに理解することが難しいということである。

この2 項目について9 割かそれに近い割合で困難を覚えているのである。

また日本語での表現,語彙,アクセントの問題についても9 割に近い中国人看護師が自己の日本語力の不十分なことを自覚している。

これらは日本語学校から仕事場への転身ではすべての外国人が感じること。

また日本語教育においては重要でありながら,なかなか実践練習の機会の少ない尊敬語,謙譲語の使用,授受表現の正確さについては約半数が間違いを経験している。