品川美容外科広告に差し止め請求 消費者団体「違法」

2014.10.09

 

品川美容外科広告に差し止め請求 消費者団体「違法」
高橋健次郎2014年10月8日朝日新聞
 

国から認定された適格消費者団体である消費者機構日本は8日、「品川美容外科」を全国19カ所に展開する医療法人社団「翔友会」に対し、インターネット広告に問題があるとして、手術の効果を強調する表現の削除などを求める差し止め請求をした。

 同機構によると、品川美容外科は皮膚に吸収される糸を用いて肌のたるみを改善する手術を「フェザーリフト」「ロイヤルリフト」などと呼び、「高い引き上げ効果」「より高い持続効果」などと宣伝している。

しかし、学術雑誌の文献では「従来の方法と比べ、患者が想像しているよりも効果が弱いこともある」「皮膚の下垂が強い症例に対しては有効ではない」などと評価されている。

 このため、ことさら効果を強調する広告は消費者を誤認させ、景品表示法に違反する違法な表示だと指摘している。

 また、会員価格は「20%OFF」としているが、簡単に会員になれるため「非会員価格で契約したものはほとんど存在しない」と主張、これも消費者を誤認させる違法な表示だと指摘している。

さらに店を出ると言う消費者を引き留めて手術を施した例があり、消費者契約法違反(退去妨害)にあたるとも指摘した。

 翔友会は「正式な書類を受け取っておらずコメントのしようがない」と話している。

 国が認定する適格消費者団体は、消費者契約法に基づいて差し止め請求をすることができる。(高橋健次郎)