「不動産証券化手法」は、投資規模を小口化し、多種多様な投資家ニーズに応じた商品提供を行う

2014.10.07

「不動産証券化手法」は、投資規模を小口化し、多種多様な投資家ニーズに応じた商品提供を行うことで、不動産への新たな投資機会を創出することから、不動産の有効活用を実現し良質なストックの形成に資するとともに、不動産市場への資金流入による市場の活性化を促進するために有効な手法である。(国土交通省HP)
  

また、不動産の所有と経営を分離することで、様々な業態の事業者がそれぞれの得意分野を活かして、証券化スキームの組成と運営に関与することが可能であり、新たな雇用機会が創出されるだけでなく、まちづくりの担い手を育成する効果もあることから、地域経済の活性化実現も期待されている。
  

この「不動産証券化手法」が不動産市場に登場してわずか10年余りだが、「不動産証券化手法」の活用により不動産ビジネスは劇的な変化を遂げ、昨今では不動産事業の推進にあたり多くの不動産証券化手法が活用されている。

また、その手法の活用にとどまらず、Jリート(日本版不動産投資信託)や不動産プライベートファンドなどの「不動産証券化」独自の市場が形成されてきた。
  

しかし、不動産証券化市場に関与するプレイヤーは極めて限定的であり、そのほとんどが東京圏を中心とした都市部に偏在していることから、地方圏における不動産証券化スキームの活用状況は十分ではない。

これは、地方において不動産証券化スキームの組成実績が乏しく、証券化手法のノウハウが蓄積されていないためである。
  そこで、この「不動産証券化」とは何なのか、その仕組み・体系、活用についてのメリットや留意点を整理することで、地方において「不動産証券化事業に新規参入する事業者」や、「低・未利用地を所有している地主」などの関係者の「不動産証券化」に関する知識向上の一助となることを期待し、「不動産証券化」を概説する。


http://tochi.mlit.go.jp/chiiki/securitization/doc1-4.html