2016年度移行目指す/市立総合病院 独法化へ/人材確保や経営、柔軟に/「安心できる体制確立を」

2014.09.06

 

2016年度移行目指す/市立総合病院 独法化へ/人材確保や経営、柔軟に/「安心できる体制確立を」
2014.08.30 長崎新聞



 佐世保市は、市立総合病院を独立行政法人(独法)化する方針を明らかにした。
2016年4月1日の移行を目指しており、事務手続きや計画策定の準備作業を進める。

 県北で年々、医師や看護師らの不足が深刻化している。現在、同病院の正規職員数は市条例で定めた767人。

独法化後は理事長の裁量で雇用できるようになる。
人材確保や柔軟な経営を可能にすることで、地域の医療水準の向上を図る。

 外部委員でつくる病院事業懇話会に5月諮問し、今月22日に答申があった。同病院は今後、定款の策定、新たな勤務形態の構築に向けた労使間協議を進める。

院内で検討チームを設け、人材確保に向けた中期目標などを設定して、知事から新病院設立の承認を受ける。

 病院の独法化は、全国の国立病院から地方公立病院へと順次進んでいる。

県内でも、04年に長崎医療センター(大村市)や長崎川棚医療センター(東彼川棚町)が移行。北松中央病院(佐世保市)が05年、公設病院として全国で初めて地方独立行政法人化し、長崎市立病院も12年に移行するなどした。

 佐世保市立総合病院は「地域で市民が安心して適切な医療サービスを受けられる体制を確立したい。そのために不可欠な運営形態で、早期の移行が必要と判断した」としている。