広々リハビリ施設 開院 舞鶴 機器充実、原発事故対応も=京都

2014.09.03

広々リハビリ施設 開院 舞鶴 機器充実、原発事故対応も=京都
2014.09.02 読売新聞


 舞鶴赤十字病院(舞鶴市倉谷)で1日、移転新築したリハビリテーションセンター(東館)が開院した。

舞鶴市内の公的4病院の役割分担を明確にする府の中丹地域医療再生計画の一環で、センターは以前より3倍の広さに拡充され、設備も整った。

舞鶴医療センター(同市行永)など残りの3病院でも施設改装や、新病棟の建設が進んでおり、同市は「各病院の機能の専門化と集中を図りたい」としている。

 赤十字病院では整形外科が充実しており、同計画ではリハビリ施設の強化を目的とし、昨秋に着工。新センター2階には24台のベッドがあり、ストレッチなどが受けられ、足腰や腕の筋肉を鍛える5種類のトレーニング機器を備える。水嶋祐史・理学療法係長は「広くなったことで歩行訓練がしやすくなった」と話す。

 3階は市内で初めてとなる回復期リハビリ専門の病棟(48床)で、治療開始から2~6か月で社会復帰を目指す患者が入院できる。1階には原発事故に対応するための府の緊急時放射線検査施設などを設けた。

 再生計画に従って、市東部の市立舞鶴市民病院が今春、赤十字病院の隣に移転し、療養型専門の病院へ生まれ変わった。今後、療養中に急変した患者を赤十字病院で受け入れるなど連携していくという。

 病棟を改装中の舞鶴共済病院(同市浜)では心臓カテーテル検査などを行う循環器内科と心臓血管外科を循環器センターに一本化する予定。脳波計やドクターカーが導入された脳卒中センターがある舞鶴医療センターでは新病棟を建設している。

 市や4病院などでつくる舞鶴地域医療連携機構の池田秀男・事務局次長は「患者数に比べて病床数が多かった病院もあり、より実態にあった医療体制となる」と話している。


 〈中丹地域医療再生計画〉

 10年前に市立舞鶴市民病院で医師が大量退職した問題が発端となり、府や市が進めてきた。

国が2012年3月に計画を認め、4病院の整備などのため、25億円の地域医療再生基金を交付。4病院は計画に沿って病床数を計1055床から888床に減らす一方、機能を特化し、整備を進めている。