2013年医療施設調査・病院報告、診療所は376施設増

2014.09.10

2013年医療施設調査・病院報告、診療所は376施設増

平均在院日数、病床利用率ともに低下


2014/9/9

豊川琢=日経ヘルスケア 
 

 厚生労働省は9月2日、2013年医療施設調査・病院報告の概況を公表した。
調査期間は2012年10月1日から1年間。

病院数が減る一方で一般診療所の数は増えたほか、全病床における平均在院日数、病床利用率ともに前年比で低下したことが分かった。

ここ数年、平均在院日数、病床利用率ともに低下する傾向にあり、在院日数の短縮に伴ってベッドコントロールが難しくなっていることなどが要因にあると推測される。

 2013年10月1日時点の全国の医療施設総数(歯科診療所を含む)は、前年比578施設増の17万9855施設。このうち病院数は同25施設減の8540施設、一般診療所は同376施設増の10万528施設となった。

病床数については同8740床減の169万5210床で、病院に限ると同4482床減の157万3772床、一般診療所では同4257床減の12万1342床だった。

 病床の種別ごとに平均在院日数を見ると、一般病床が同0.3日減の17.2日、医療療養病床が同3.5日の168.3日、精神病床が同7.2日減の284.7日、結核病床が同1.9日減の68.8日に短縮された一方、介護療養病床は同1.6日増の308.6日、感染症病床は1.1日増の9.6日に延びた。

都道府県別の一般病床の平均在院日数に関しては、高知県が最も長く22.6日、神奈川県が最も短く14.5日だった。全体的に西日本が長い傾向にあった。

 病床種別に見た病床利用率は、一般病床は75.5%で前年より0.5ポイント低下。

医療療養病床も0.7ポイント低下して89.9%となった。このほか、精神病床は0.6ポイント減の88.1%、介護療養病床は0.8ポイント減の93.1%だった。

 同調査では、2013年10月1日における病院の従事者数(非常勤職員を含む)も調べている。

全従事者数は、常勤換算で200万3487.8人(前年比4万5470人増)。職種別(常勤換算)では、医師が20万6658.6人(同3833.4人増)、薬剤師が4万5680.4人(同1326.5人増)、看護師が74万7009.2人(同2万1449.4人増)、理学療法士が6万1720.6人(同4869.4人増)だった。

100床当たり常勤換算従事者数も127.3人で前年より3.2人増加。病院の病床数は減少しているものの、手厚い人員配置やチーム医療の浸透などにより従事者数は増えていることが分かった。