[病院リート」 平成 25 年 11 月 8 日第3回 産業競争力会議・医療・介護等分科会)

2014.09.18

[病院リート」

平成 25 年 11 月 8 日第3回  産業競争力会議・医療・介護等分科会)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/pdf/meibo.pdf

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/bunka/pdf/meibo.pdf

佐々木国土交通省土地・建設産業局長

病床機能分化の推進について、ヘルスケアリートを活用して、資金調達の環境整備を図ってはどうかということで、国土交通省としては積極的に展開していきたいと考えている。

特に有料老人ホームや、今私どもが普及を図っているサービス付高齢者住宅等のヘルスケア施設については、質のよいものをこれから大量に供給していく必要があると考えている。

また、病院については非常に耐震化が遅れている分野であり、積極的に展開していかなければならないと考えている。

その際、最終的な出口となるリートが資金を調達し、ヘルスケア施設を長期的に保有することになると、1つには、いわゆるオペレーターと言われている事業の運営者が自ら保有することによる様々な負担から解放されるということで身軽になり本業に専念できるほか、最終的に施設をリートに買い取ってもらうと、負債の清算等により、資金的に非常に余裕ができるということで、更に新たな施設整備に展開できるということがある。

また、リートに入ることになると、透明性を高めなければならないということがあるので、そのような意味でも非常に有意義と考えている。

このような意識の下、国土交通省においては、厚労省、金融庁と連携して、本年3月に投資家、オペレーター、医療従事者及び住宅関係者を集めて会議を開き、ヘルスケアリートの課題の整備、方向性について、利用者と投資家の双方から評価されるヘルスケアリートの活用が必要との取りまとめをさせていただいたところ。

これを受け、来年6月を目途にガイドラインをつくりたい。

ヘルスケア施設は、利用者、オペレーター、投資家の三者が関係している非常に特殊な形態であるから、三者がそれぞれ不安を解消しなければならない。

そのような意味でガイドラインを策定したい。

また、ヘルスケアリートのメリットをわかりやすく説明したい。


なお、病院についてはいろいろ議論があり、ヘルスケアリートの活用が進んでいるアメリカ等と比べて保険制度の違いや病院の株式会社化の可不可の違いがあるほか、投資家からしても、なかなか病院の財務体制についての判断が難しいということがあり、直ちには進まないのではないかという感触がある。

まずは有料老人ホームあるいはサービス付高齢者住宅について、来年、早急に第1号を出して心理的なバリアを取り除き、大幅な展開を図ってまいりたい。
なお、リートに組み込まれる優良物件も作っていかなければいけないところであり、
平成 25 年 11 月 8 日第3回医療・介護等分科会

そのような意味では、建てかえや建設のために投資家の金が集まるという仕組みとリートをセットにして考えていかなければならないと考えている。



(増田主査)

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最後に、国土交通省のヘルスケアリートについてお話しいただいた中で、確かにアメリカと背景は違うというのはそのとおりだが、最終的な目標は病院における資金調達の方策を多様化して、容易に資金調達ができるよう変えていくということであり、準備は確かにいろいろ必要だと思うが、狙っている目標まできちんと実現できるように検討を進めていただきたい。