東北の新設の医学部 東北薬科大に

2014.08.28

東北の新設の医学部 東北薬科大に
8月27日 18時51分NHK
 

東日本大震災の被災地の医師不足を解消しようと、東北に1校新設が予定されている医学部について、文部科学省の有識者会議は、仙台市の「東北薬科大学」を運営する学校法人の構想を選定する方針を固めたことが分かりました。

東北地方に新設される予定の医学部は、国の基本方針に沿って1校だけを選ぶことになっていて、宮城県と、仙台市の東北薬科大学を運営する学校法人、それに福島県郡山市の総合南東北病院を運営する財団法人の、合わせて3つの機関が医学部の設置を目指して構想を提出しています。

文部科学省の有識者会議は、これまで4回の会議を開き、3つの構想を審査してきました。
その結果、東北薬科大学を運営する学校法人が、大学名を「東北医科薬科大学」に変えて設置するとしている医学部が「地域のニーズに対応した教育を行うこと」など、3つの点で国の基本方針に沿っているとして評価されました。

ただ、「将来の医師の需給について定員を調整する仕組みを講じることができる」という基本方針については、宮城県の構想のほうが評価されたということです。
このため有識者会議は、宮城県をはじめとする東北の自治体や各大学の協力の下で運営協議会を立ち上げることなどを条件に、「東北医科薬科大学」の構想を選定する方針を固めました。
28日に開かれる有識者会議でこの案を正式に決定することにしています。
決定されれば、通常の医学部設置の認可審査の手続きが進められることになります。