宮城大、新設医学部長候補に門田氏有力

2014.08.20

宮城大、新設医学部長候補に門田氏有力(河北新報7・30)
 
 東北への大学医学部新設で、宮城県が国へ構想を申請した宮城大医学部の初代学部長に、国内最先端のがん治療に取り組むがん研有明病院(東京都江東区)院長の門田守人氏(68)が最有力候補として浮上していることが30日、分かった。
 
門田氏は広島県出身で、大阪大医学部卒。

専門は消化器外科。同大教授や副学長を歴任し、日本肝移植研究会の会長として国内の生体肝移植をリードしてきた。
 県は医学界の第一線で活躍する有力者を招くことで、教授陣を厚みのある体制にしたい考え。

東北大など地元の既存医学部に支援を仰ぐ一方、臨床研究に定評のある大阪大のネットワークを頼りに教員確保を急ぐ。
 

門田氏は、8月中に設置される「宮城大医学部教育課程・教員等採用検討委員会」(委員長・村井嘉浩知事)の委員になる見通し。実務面の実質的リーダーとして、カリキュラム編成と教員確保を主導するとみられる。
 

検討委には門田氏のほか、複数の大阪大関係者が加わる公算が大きい。


 文部科学省は新設医学部の設置主体に対し、地元の医療現場から医師を引き抜かないよう求めている。県は、教育確保に大阪大の協力を得ることで、地元への影響を最小限にとどめる方針。
 
門田氏は現在、日本医学会副会長、厚生労働省がん対策推進協議会会長などを務め、治療の安全対策や患者の精神的ケアの普及に力を入れる。

県が育成を目指す総合診療医に理解が深いことも、医学部長候補の決め手になったとみられる。
 

文科省に構想を申請したのは東北薬科大(仙台市)、脳神経疾患研究所(郡山市)、宮城県の3者。県は3者中唯一、構想に医学部長就任予定者を明記していなかった。