日本初、産科医不足に悩む市民病院へ医師を派遣=医療法人 葵鐘会

2014.08.12

日本初、産科医不足に悩む市民病院へ医師を派遣=医療法人 葵鐘会
2014-06-20 17:28searchina
 

 
 医療法人 葵鐘会(きしょうかい。愛称はベルネット/所在地・愛知県稲沢市)が近日中に岐阜県中津川市と医師確保に関する協定を結ぶことになった。

葵鐘会は2015年4月から10年間、中津川市民病院の婦人科医師不足を解消するため、同病院に医師を派遣する。(画像提供:葵鐘会)

 日本全国で、分娩を取り扱う施設の減少が続いている。中津川市民病院は、「東濃東部地域で唯一残された分娩受け入れ可能な総合病院産婦人科として地域医療の最後の砦となるべく奮闘している」という。

 しかし、同病院も産婦人科医師が不足しており、里帰り出産の受け入れなどはしていなかった。        

 葵鐘会は2015年4月から医師を派遣する。同病院の産婦人科は「24時間・365日・医師2人体制」で出産に対応できるようになる。現在の分娩制限を解除し、里帰り出産の受け入れもできるようになる見込みだ。

 葵鐘会によると、医療法人などが市民病院と産科医確保のための協定を結ぶのは、日本で初めてという。(編集担当:中山基夫)

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民間と医師派遣協定 中津川市民病院、産婦人科医不足補う
協定書を交わした青山節児市長(右)と山下守理事長=中津川市役所
 2014年06月21日岐阜新聞


産婦人科医が不足し体制維持が危ぶまれていた中津川市民病院10+ 件産婦人科について、同市は20日、医療法人10+ 件葵鐘会(愛知県稲沢市)と医師確保に関する協定を締結した。

来年度から、同法人から医師の派遣を受けることとなり、分娩(ぶんべん)の件数制限を撤廃し、里帰り出産の受け入れが可能となった。労働者派遣法に基づく医師派遣は県内初で、全国でも珍しいという。

 同市民病院は2007年5月から里帰り出産の受け入れを停止、12年10月から1カ月の分娩件数を30件程度に制限してきた。

現在の常勤医2人のうち1人が来年3月で定年退職するが、大学の医局からの確保が難航していた。

派遣法では医師の派遣が禁止されているが、中津川市は厚生労働省令による特例措置で医師の派遣ができるへき地に指定されている。

 同法人は産婦人科が専門で可児市や高山市などに診療所を持つ。

非常勤を含め産婦人科医は約80人。

来年度からは、同法人が市民病院に24時間体制で常時2人を派遣する。
複数人でローテーションを組むことで医師の負担を軽減する。
派遣期間は10年間で、契約料は年間1億2千万円と消費税など。月40~50件の分娩を見込む。

 同市役所で、青山節児市長と山下守同法人理事長が協定書を交わした。
青山市長は「市民が安心して子どもを産み、育てられるよう連携を強化していく」、山下理事長は「限りある医療資源、人材を効率的に活用できる仕組みづくりのきっかけとなればうれしい」とあいさつした。