NEWS◎総務省など、医療機関内における携帯電話使用の新指針を公表

2014.08.21

NEWS◎総務省など、医療機関内における携帯電話使用の新指針を公表

病院内での携帯電話利用の規制が大幅緩和


2014/8/21

増谷彩=日経メディカル 
 

 
 

総務省や厚生労働省、通信事業会社などが加入する電波環境協議会は8月19日、「医療機関における携帯電話等の使用に関する指針」および「同報告書」を公表した。


指針では、これまでは原則禁止としてきた病院内における携帯電話の利用に対し、「患者の利便性・生活の質の向上のためには、医療機関においても利用者の携帯電話端末の使用は、可能な限り認められることが望ましい」とし、規制を大幅に緩和した。


今後はこの指針にそって、各医療機関が通話やメール、インターネットの利用に関する合理的なルールを定めることを求めている。

 電波環境協議会では1997年に旧指針を作成しているが、この時と比べると、第2世代の携帯電話サービスが廃止されて携帯電話の電波出力が低下し、医療機器の電磁的耐性の性能が向上するなど状況が大きく変化していることから、新たな指針を作成すべく検討を進めていた。

 同指針では、医療機関内においてエリアごとに携帯電話など端末の使用ルールを制定する際の考え方を示している。


手術室や集中治療室など医療機器が多い場所では引き続き電源を切ることを推奨しているが、その他の待合室や病室などでは、医療機器から1m程度の距離をとれば原則使用可能とした。

 また、携帯電話の録音機能やカメラ機能の使用については個人情報保護などの観点から原則控えるべきとしつつも、各医療機関が状況に応じて検討すべきとした。

 同協議会では、6月30日から7月22日までの間、両案に対する意見募集を行っており、14件の意見が寄せられたという。同指針などについての詳細はこちらから。