文科省審査会、7月末までに1校に絞り込む予定が... 東北地方の医学部新設「決定にいたらず」

2014.08.04

文科省審査会、7月末までに1校に絞り込む予定が…

東北地方の医学部新設「決定にいたらず」

次回会合は早くて8月下旬、条件付きになる可能性も


2014/7/31

加納亜子=日経メディカル 
 

 
 

 
 文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」の第4回目が7月30日、非公開で開催された。その後の記者会見で座長の遠藤久夫氏(学習院大学経済学部長)は、東北地方に新設する大学医学部について、3陣営から1つに絞る議論を行ったが、「様々な意見があり、決定には至らなかった」と説明した。

 第4回会議の議論では主に、東北地方が望む医学部像に対して各構想が適切かどうかという点、構想実現のための実行可能性について、議論がされたという。

 遠藤氏は「突っ込んだ議論を行い、論点は明確になった」と進捗を説明。

だが、議論の具体的な内容については明らかにはできないとした。
また、「どの構想も、良い点と不十分な点がある。議論の途中なため、現時点では明確には言えないが、選定する際に不十分な点については、何らかの条件を付ける可能性もある」と話した。

 当初、7月末に1校の選定をする予定だったことについては、「委員によって選定する際に重視するポイントが異なる。様々な意見が出て、今回の審査会では意見の統一が見られなかった」と説明。
「議論を尽くし、全ての委員が納得する形で、できるだけ早く決めたいと思っている」と意見を述べた。

 なお、絞り込みの方法についてはできる限り話し合いで1校に絞るが、それが難しければ複数の評価指標を作り、合計点数で選定するなどの選考方法や多数決など、何らかの方法を用いることも考えているという。

 次回の審査会について文部科学省高等教育局医学教育課長の袖山禎之氏は、「調整中だが、8月下旬をめどに調整できればと考えている」と話している。