顔 県市長会会長に就任した 江口英雄さん 地域づくり国に積極提言

2014.07.24

◇顔 県市長会会長に就任した 江口英雄さん 地域づくり国に積極提言
2014.07.22 



 県内13市長で構成する市長会の会長に、先月就任した。
「課題解決や県全体の活性化につなげるため、先頭に立って取り組んでいきたい」と抱負を語る。

 市町村財政は、少子高齢化に伴う社会保障関連の費用増加などで厳しい運営を強いられている。

そうした中で、防災・減災対策や老朽化したインフラ改修、地域医療体制の確保、少子化対策など、取り組まなければならない課題は多い。
「県や近隣都県、全国の市長会と連携を図りながら、13市が一体となって問題解決に当たる必要がある」と訴える。

 地方分権に関しては、それぞれの実情に応じた特色ある地域づくりができるよう、「国への提言などに積極的に取り組みたい」と意気込む。

安定的な行財政運営のため、自治体の財政需要を反映した地方交付税の確保や、法人所得課税引き下げのしわ寄せが市町村の税収に及ばないよう要望していく考えだ。

 県全体の活性化や生活基盤の確立では、リニア中央新幹線開業に向けた駅周辺とアクセス道路の整備、中部横断自動車道建設の促進を挙げる。

中央自動車道の小仏トンネル周辺の渋滞解消についても「県、国と力を合わせて取り組みたい」と話す。

 6月に南アルプスが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」に登録され、昨年は富士山が世界文化遺産に登録された。

「県の素晴らしい自然環境が世界的に認められた」とし、「自然の活用と保護の両面から対策を講じる必要がある」と指摘する。

 市長職に加え、県内の市長を代表しての職責も加わるが、息抜きとして楽しみにしているのは、訪ねてきた孫と触れ合う時間。「元気のよさには驚かされる」と笑った。〈雨宮丈貴〉


 えぐち・ひでおさん 上野原市長。2009年に初当選し現在2期目。元上野原町立病院長。上野原市コモアしおつ1丁目。71歳。