葵鐘会:ベトナムで医療事業を推進、経産省委託として2年連続

2014.07.14

葵鐘会:ベトナムで医療事業を推進、経産省委託として2年連続
2014-06-26 16:39LINEで送る

 医療法人 葵鐘会(きしょうかい。愛称はベルネット/所在地・愛知県稲沢市)がベトナムで推進する「ベトナムにおける日本式周産期医療サービス提供推進プロジェクト」がこのほど、経済産業省の平成26年度(2014年度)の委託事業「医療機器・サービス国際化推進事業(海外展開の事業性評価に向けた実証調査事業)」に採択された。平成25年度に引き続いての採択だ。(画像提供:葵鐘会)

 葵鐘会は「近代的経営手法による周産期医療事業の展開」、「EBMに基づく質の高い医療の実践」(解説参照)、「学術的研究への寄与を中心とする社会貢献」などを理念に、産科・婦人科・婦人科(不妊治療)・漢方婦人科・小児科・歯科などの医療事業を展開しており、ベトナムでは2016年の第1号クリニックの開設を目指している。

 今後はベトナムの代表的都市の1つである「ホーチミン市における第1号クリニックの開設個所の決定」、「現地における医療サービスの提供強化」、「現地医療スタッフへの研修の充実」などを含め、ベトナムでの事業展開を進める。

 葵鐘会によると、「現地における医療サービスの提供強化」では、競合となる病院でも相当に高度な医療サービスを提供していることから、新生児への対応力強化と電子カルテ等の情報技術の積極的取り入れを行う。

 「現地医療スタッフへの研修の充実」では、日本式周産期医療サービスはベトナムの現行方法にくらべ検診回数が10回、入院日数が5倍であることから、日本への研修招聘を含め、人材育成に力を入れる。

 ベトナムでの事業展開後はラオス、ミャンマー、カンボジア、バングラデシユに水平展開していく考えだ。

 同事業については、代表団体が葵鐘会、参加団体がアトムメディカル(本社・東京都文京区)のコンソーシアム方式だ。その他の協力団体は名古屋大学大学院医学系研究科産婦人科科学教室、京都大学大学院医学研究科人間健康科学教室、富士通株式会社、東芝メディカル株式会社。

 経済産業省の「日本の医療機器・サービスの海外展開に関する調査事業」は、医療機器・サービス等を積極的に海外展開しようとしている医療機関や民間事業者の取り組みについて幅広く提案を募り、国の「委託事業」として支援することによる、日本の医療サービスの国際化や日本の医療機器ならびに医薬品産業等の国際競争力強化を目的としている。


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◆解説◆
 EBM(Evidence-Based Medicine)とは、「エビデンス(臨床結果)にもとづく医療」の考え方。専門誌や学会で公表された過去の臨床結果や論文などを広く検索し、場合によっては新たに臨床研究を行い、できる限り客観的な疫学的観察や統計学による治療結果の比較に根拠を求めるなどで、よりよい医療の実践を目指す。患者との意思疎通を重視し、ともに方針を決める努力をすることも特徴とされる。(編集担当:中山基夫


//////////////////////////////////////////////////////////////妊娠記録本がグランプリ 「葵鐘会」製作

(2014年6月30日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】 この記
 
世界最大級の広告祭


世界最大級の広告祭でグランプリを受賞した「マザーブック」
 愛知、岐阜県で産婦人科を展開する医療法人「葵鐘(きしょう)会」が製作した妊娠中の記録本「マザーブック」が、フランスで開かれた世界最大級の広告祭でグランプリを受賞した。 (橋詰美幸)

 本は40ページ。標準の妊娠期間である40週に合わせ、1週間に1ページずつ、その時の思いや考えを書き込んでいく。デザインにもこだわり、ページをめくるごとに、母親のおなかが大きくなっていく様子を立体的に表現した。
縦30センチ、横20センチの大きさで、木箱に入っている。

 広告祭は、6月中旬に開かれた「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」。
医療、健康分野にまつわるヘルスケア部門で48カ国から集まった906作品の頂点に立った。

 マザーブックには、母親としてのスタート地点に立った女性に、出産をより充実させたものにしてほしいとの思いが込められている。手作りのため大量生産ができず、現時点では葵鐘会の施設で限られた妊婦に贈っているのみ。

同会の広報担当者は「一人でも多くの人に使ってもらえるようにしたい」と話している。http://www.advertimes.com/20140703/article163160/