総合医:県立医大とJA福島厚生連、育成の講座 白河厚生総合病院に開設 /福島

2014.07.13

総合医:県立医大とJA福島厚生連、育成の講座 白河厚生総合病院に開設 /福島
2014.07.11 毎日新聞

 県立医大とJA福島厚生連は8日、白河厚生総合病院(白河市)に総合医育成のための寄付講座「白河総合診療アカデミー」を開設すると発表した。

国内ではこれまで専門医志向が強く、総合医の育成は遅れているが、地域医療の充実には欠かせない存在であり、先進的な養成拠点としたい考えだ。

 講座開設は2015年4月1日から5年間。臨床研究と総合医養成の拠点「臨床研究イノベーションセンター」を同病院内に設置し、初期の臨床研修を終えた「後期研修医」を毎年2人集める。

研修医は指導医の下で診療に当たる他、実際に行った診療が正しいかを科学的に検証する臨床研究にも力を入れる。

 一般的に地域医療では、地域に密着して住民のさまざまな疾患に対応する総合医の存在が重要とされる。


特に高齢者は複数の持病を抱え、時には10種類以上の薬を服用する人もおり、1人で健康を支えられる総合医の需要は高齢化社会の進行でより高まる。

震災や原発事故を経て急速な高齢化が懸念される県内の課題は今後の国内の医療現場を先取りしており、講座が先進事例となる可能性もある。

 県立医大の福島哲仁理事は「地域に根ざした医療の教育、診療、研究にしっかり取り組み、力強い復興を支えたい」と意気込みを語った。【高橋隆輔】