宮城の指定廃棄物最終処分場と医学部キャンパス/取引懸念、栗原で再び/市議会で質問次々、

2014.06.28

宮城の指定廃棄物最終処分場と医学部キャンパス/取引懸念、栗原で再び/市議会で質問次々、

市長は否定/福島第1原発事故により発生した指定廃棄物の最終処分場建設地選定をめぐり、宮城大医学部栗原キャンパス構想
2014.06.27 河北新報



宮城の指定廃棄物最終処分場と医学部キャンパス/取引懸念、栗原で再び市議会で質問次々、市長は否定

 福島第1原発事故により発生した指定廃棄物の最終処分場建設地選定をめぐり、宮城大医学部栗原キャンパス構想と取引に使われないかとの懸念が栗原市内でくすぶっている。

24日閉会の栗原市議会6月定例会で「市民が心配している」との質問が相次いだ。

バーター(取引)を懸念する声は春先からあり、処分場建設に対する警戒感の根強さをうかがわせる。

 「医学部構想が処分場問題と取引材料になるのではないか、と市民から心配の声が出ている」

 18日の市議会一般質問で議員がただした。

 佐藤勇市長は「候補地の一つ、深山嶽がいかに不適地か科学的に立証する。

医学部は東北の医師不足解消、地域医療の確保、震災復興に大きな役割を果たす」と、二つは別問題であることを強調した。

 キャンパス設置と引き換えに、最終処分場を押し付けられるのではないか-。

一部住民から懸念の声が挙がり、佐藤市長は4月の記者会見で「冗談じゃない」と強く否定した。

 医学部構想主体の東北福祉大(仙台市青葉区)が急きょ離脱し、短期間で県が名乗り出た経緯も懸念に拍車をかけた。

 17日の一般質問で別の議員は「私大から県立大に転換してから、再びバーター説を耳にした。

(村井嘉浩)知事の(構想主体を受け入れる)決断の速さに驚き、鮮やかな進展を最終処分場問題と結び付けて心配する人がいる」と指摘した。

 佐藤市長と村井知事の関係にも触れ「処分場の候補地選定で膠着(こうちゃく)状態が長引けば、国や県につながりが深い市長を頼りにして協力を要請してくる可能性はゼロと断じがたい」と述べた。

 佐藤市長は「どこの誰が言ったか知らないが、全く関係ないと断言できる」と全否定。

閉会日の24日「処分場問題と医学部構想は栗原の未来がかかる。処分場は絶対に建設させない。

栗原キャンパスは絶対に実現する」とあらためて強調した。

 市議会は栗原キャンパス開設に賛成、処分場建設に反対の立場。
地域の将来を左右する大問題だが、ともに展開のテンポが速い。

市民の理解には時間がかかるため、定例会で議員らは、より丁寧な説明を求めた。【カラー写真】指定廃棄物最終処分場候補地の一つ、栗原市の深山嶽の現地視察(上)。処分場建設との「取引説」がくすぶる宮城大医学部栗原キャンパス予定地の栗原市立栗原中央病院周辺(右下)。佐藤勇栗原市長(左下)は両者の関連を全否定する(コラージュ)


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