医学部新設構想/初期投資400億円・宮城県試算

2014.06.13

医学部新設構想/初期投資400億円・宮城県試算(河北新報6・11)
 

 
 宮城県は10日、県立医学部新設構想が国に認められた場合の財務シミュレーションを公表した。

キャンパス、付属病院など施設整備が終了する2017年度までに、約400億円近くが必要となる計算。

18年度以降も県から大学に対し、毎年20億~30億円程度を支出する。
 
構想では、県立医学部は16年度の開学を計画している。

開学2年前の本年度から全6学年がそろう21年度まで、8年間の財務シミュレーションは表の通り。
 
1期生が3年生になる18年度に使用開始するキャンパス、付属病院の整備費は14~17年度に毎年25億~90億円、計270億円を計上。

15年度には学生に貸し付ける修学資金用の基金造成費として77億円の支出を見込む。
 
開学初年度から発生する人件費、大学運営費などのランニングコストは既存の県立医大の事例を参考に算出した。
 県から医学部に支出する運営交付金は、通常で年50億円程度。
ここから地方交付税と栗原市の財政支援を差し引くと、県の持ち出しの「真水」部分は23億~31億円になると積算した。
 
シミュレーションでは財源も明示した。

付属病院整備費に病院事業債150億円、修学資金用基金造成費に出資債77億円、キャンパス整備費や人件費には建設事業債や一般財源など282億円を充てる。

▽医学部新設構想/方針転換など追究 宮城県議会で批判相次ぐ
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140611_11022.html


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宮城県、医学部構想を公表…スタッフ260人に
 

2014年06月11日 読売新聞

宮城県は10日の県議会保健福祉委員会で、文部科学省に申請した県立医学部構想の概要を公表した。
  
 構想が国に認められた場合、栗原市内に整備するキャンパスの使用開始の目標時期を2018年4月とした。

 県は申請が認められた後、キャンパスの用地取得や施設整備のための予算確保に着手する。

15年3月に国に設置認可を申請し、16年4月の開学を見込んでいる。
学生は、キャンパスが使えるようになる18年4月まで、宮城大(大和町)で教養課程を学ぶ。

また、県は医学部の教員らスタッフが260人以上になるとの見通しも明らかにした。

 この日は、県議会に構想を説明する初めての場となり、委員の県議からは「申請前に我々に話がなく、議会軽視だ」などの声が寄せられたが、構想自体に反対はなかった。

 一方、文科省は、新設する大学医学部を1校に絞るため、有識者からなる構想審査会の初会合を16日に開く。

申請した東北薬科大と脳神経疾患研究所、県の構想について書類審査や意見聴取を行い、夏までに選ぶ。