県立医科大学新設の要望について///宮城県知事記者会見(平成26年5月7日)

2014.06.09

県立医科大学新設の要望について///宮城県知事記者会見(平成26年5月7日)

◆Q
 5月1日に県立医科大学新設の要望があったが、知事としてどう対応したいと考えているか。

■村井知事
 県立医科大学は、実は検討はいたしました。
要望いただく前から、医学部(新設)の考え方を国から示された後、直ちに県としても検討したということでございます。

その結果、現時点において県立で医学部を開設することは、財政的に、また人的な問題を含めて難しいという結論に至ったということでございます。

私立で手を挙げるところがないということであれば、県立でそれでもやるということを考えるべきでありましたが、私立の大学が宮城県内において2校、福島において1校やりたいと手を挙げておりますので、あえてその中で、県立でこの厳しい状況の中で割り込んでいく必要はないだろうと考えております。

今からではとてもではありませんけれども、時間的に書類の提出時期に間に合わせることは不可能であります。

◆Q
 財政面、人的な面で厳しいというが、もう少し詳しく伺う。

■村井知事
 やはり医学部を新たに作ろうとなりますと、土地を取得してキャンパスを建てて、そして教員を集めて、その人件費分が上乗せされて、おまけに県立ですから学費が非常に安くなりますので、その分学費が足りない部分(学費を安くするための原資)については、自治体がその負担をしなければならなくなってしまうということです。ざっと試算しましても、数百億の財源が必要になると考えます。これはとてもではありませんが、今の宮城県の財政状況からは不可能です。
 

二つ目、人的な問題ですが、それでなくとも今人手不足で他の自治体から応援を受けている最中なのに、医学部を新設しようとしますと、それだけに何十人という職員を割り振らなければいけなくなってしまうということです。

残念ながら、今の県にそれだけの体力はないと判断をしました。本当はやれることならやりたかったです。そうすると、私のイメージどおりやれるので、できればやりたかったのですけれども、残念ながらやるだけの力がない、しかもやりたいという私立大学が2校もあったということです。

◆Q
 要望の前から検討していたというが、最終的に県としてはやらないと決断したのはいつごろか。

■村井知事
 今年の早い段階ですね。昨年の11月に国から(方針が)示されましたので、県としてできるのかどうかということを検討しました。

新年度(平成26年度)の予算に計上しなければいけませんので、12月いっぱいぐらいかけて検討して、いろいろ議論をいたしまして、年明け早々「これはやはり難しいだろう。

私立がやりたいと言っている以上、私立にお任せをしよう。逆にわれわれは側面から支援できる部分を支援しよう」という形にしたということであります。

ということで、2月議会はそれ相応の予算を計上したということです。