岩手医大に看護学部 医系総合大の魅力高める

2014.06.05

岩手医大に看護学部 医系総合大の魅力高める
2014/6/3 日本経済新聞


 岩手医科大学と岩手女子奨学会は3日、奨学会が運営する岩手看護短大を岩手医大に移し、その後に看護学部に改組すると発表した。

来春にも国に設置者変更届を提出、早ければ2016年春にも岩手医大看護短大となる。

17年に創立120周年を迎える岩手医大は医、歯、薬、看護の4学部を整え、医系総合大学としての魅力を高める。

 岩手医大の小川彰理事長は会見で「4学部を連携させてチーム医療など現代医療現場のニーズに応える。

岩手県の看護師不足解消やレベル向上を目指し、(95人の)定員も増やしたい」と述べた。

また「医大新設には多くの教員が必要となり地域医療を崩壊させる。
これに対し、今回の移管は教員の共有も図れる」と宮城や福島の医学部新設の動きを批判した。

 岩手医大と奨学会は創設者が同じ人物で、これまでも短大の実習生が岩手医大で学ぶなどしてきた。

奨学会の沢野桂子理事長は「看護師にも専門性が求められるようになり4年制大学への移行も検討したが、少子高齢化で看護教育の重要性が増す中、環境の整った岩手医大への移管を決めた」と話した。