(宮城)県立大医学部新設を申請へ 県負担の圧縮にめど

2014.05.30

(宮城)県立大医学部新設を申請へ 県負担の圧縮にめど
2014年5月30日朝日新聞


講演で県立医科大の構想を発表する村井嘉浩知事=仙台市青葉区
 

村井嘉浩知事が29日、栗原市に県立の大学医学部を作ると発表した。

文部科学省に新設計画の申請を表明していた県内2グループの一方が、30日の申請期限を目前に連携を解消してから2日。

多額の財政負担を覚悟し、中立的立場をなげうって下した決断は、文科省に認可されるのか。

 構想では、1学年の定員を60人とし、全学生に修学資金を貸与する。

その代わり、20人には県内、40人には東北の他の5県にある自治体病院などで10年間働くことを義務づける。

村井知事は他県との連携に行政の関与が必要なことなどを挙げ、「東北、宮城、県北の医師不足に対する県の役割を考え決意した。東北版自治医科大をめざす」とした。

 27日に東北福祉大(仙台市)が、厚生会仙台厚生病院、栗原市との連携解消を発表して以降、村井知事は難しい判断を迫られていた。

財政難を理由に県立大設置を断念したのに、今回決断できたのは、負担を当初予定より圧縮できるめどがたったからだ