390医院に患者情報 石川県内32施設が提供 医療ネット本格運用

2014.03.22

390医院に患者情報 石川県内32施設が提供 医療ネット本格運用
2014.03.19 北国新聞 


 県内医療機関がインターネットを介して患者の診療記録を共有する「いしかわ診療情報共有ネットワーク」が18日までに、本格的な運用を開始した。

参加したのは大学、公立病院32施設と、医院やクリニックなどの「かかりつけ医」約390施設で、同様のネットワークでは全国最大規模。

患者が退院、転院などで受診先が変わっても、一貫した医療を受けられる態勢が整った。


 このネットワークは、入院などを受け入れる中核病院が患者の診療データ入りのサーバーを設置し、地域の医院、クリニックはメーンサーバーを介してその情報を閲覧できる仕組み。診療データにはCT画像や血液検査の結果、注射、投薬の記録など、入院中からの詳しい治療内容、経過が記録される。

 地域の医院にとっては、初めて診察する患者でもすぐに状態が把握でき、円滑な治療の引き継ぎに役立つ。

ただ、個人情報保護のため記録を閲覧するには患者本人の同意が必要で、閲覧履歴も記録される。

 情報提供側には、県内の公立病院と大学病院が参加した。

情報を受け取る側では、県内全診療所のうち半数近くが対応を終え、各地で順次運用を開始している。

 身近なクリニックでも適切な診療を受けられるようにすることで、診察が混み合う大病院に患者が集中するのを防ぐ狙いもある。

 また、医師不足の奥能登では、かかりつけ医だけでは診療が困難な場合に大学病院などとネットワークを通じて情報をやり取りし、専門医の助言を受けるといった活用法が想定される。

 県は「県内のどこにいても高い水準の医療を安心して受けられるようにしたい」(地域医療推進室)としている。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/johoka/johokatsuyou/dl/ict_jissi.pdf