釧路と札幌の社会医療法人が合併 人材確保へ新病院

2014.03.05

釧路と札幌の社会医療法人が合併 人材確保へ新病院
2014/3/4 日本経済新聞
 

社会医療法人孝仁会(釧路市)と社会医療法人社団碩心会(札幌市)は4日、6月1日に合併すると発表した。

都道府県が認定する社会医療法人同士の合併は全国で初めてとしている。

新法人は2016年10月に札幌市内に設立する「北海道大野記念病院」を拠点に、医師不足に悩む道東で働く人材の確保を目指す。

 2法人は4日、札幌市内で記者会見を開いた。

斎藤孝次孝仁会理事長は「合併でより大きな法人となり、質の高い医療を提供したい」と期待を込めた。

孝仁会が碩心会を吸収合併し、斎藤氏が理事長に就任する。

 孝仁会が病院や診療所を展開する道東では、医師が慢性的に不足している。

同会が人材確保のため、大学が多く研修医が集まりやすい札幌市内に病院を設立しようとしたところ、老朽化で病院の移転を検討していた碩心会と思惑が一致。
合併して共同で設立することとした。

 北海道大野記念病院は15年2月に着工する。

敷地面積は約1万2000平方メートルで、病床数は250床以上。脳神経外科や心臓血管外科などを中心とした総合病院となる。

 新病院では、研修医を一定期間道東の病院に派遣するなど、地方での医療を学べる仕組みをつくるという。地方医療の重要性や魅力を伝え、道東で働く医師を確保する。