「十分な体制維持できない」 4月から岡谷病院の分娩休止に

2014.02.24

「十分な体制維持できない」 4月から岡谷病院の分娩休止に
長野日報:2014-1-28
 

岡谷市病院事業(平山二郎管理者)は27日の市議会社会委員協議会で、市立岡谷病院での分娩の取り扱いを4月以降休止すると明らかにした。

2人の産婦人科常勤医師のうち一人が「家庭の事情」、もう一人が「体調不良」のためで「急変時の対応に不安がある。
24時間365日の十分な体制が維持できない」と説明。平山管理者は「患者の安全を最優先に考えた結論。

再開に向けて診療体制の整備に全力で取り組む」と述べた。
再開のめどは立っていない。

 3月31日までに分娩予定の23件は信州大学から非常勤医師を派遣してもらい、予定通り実施する。

4月以降8月までに分娩予定の37件と県外で里帰り出産する4件は、妊婦が希望する病院に受け入れてもらえるよう調整を進めており、「分娩を取り扱う諏訪地方のほかの医療機関からは岡谷病院の妊婦の受け入れについて、理解をいただいている」としている。

対象者のうち、約半数は市内在住者で残りは下諏訪町や辰野町など。新たな妊婦は今月16日以降受け入れていない。

 病院事業によると、産婦人科は2010年10月から現体制を続けてきた。常勤医のうちの一人から昨年11月、家庭の事情で1月から従来の勤務ができないという申し出があり、もう一人の医師は昨年12月から体調を崩していた。

3月末までは信州大学からの派遣医師に土、日曜日を担当してもらい、分娩に備えるが、長期間の継続支援は困難なことから一時休止を決めた。

 同事業は「正常分娩ならば問題はないが、仮に急な帝王切開の末、出血が止まらないといった不測の事態への対応は十分でない。そのリスクを背負ってまで継続するのは適切でない」としている。

 2人とも婦人科の常勤医師として引き続き岡谷病院で診療を担当し、家庭の事情や体調の好転、新たな医師確保など体制が整えば受け入れを再開する。

 諏訪地方で分娩を取り扱う総合病院、クリニックは現在8施設で、2012年度の分娩件数は約2300件。このうち岡谷病院は年間平均120件。

クリニックでの対応が困難な分娩や急変患者の受け入れが毎年数件程度ある。

 2015年5月以降早い時期の開院を目指す新病院「岡谷市民病院」では、分娩設備を設けることになっているが、同事業は「計画に変更はない」としている


//////////////////////////////////////////////////////////////////市立岡谷病院における分娩の休止について
 日頃より、当院の運営に多大なるご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
 さて、突然のことでございますが、諸般の事情により、分娩に対する万全な体制を維持する事が出来なくなったことから、患者さんの安全を最優先に考え、平成26年4月より、当院での産科診療を休止させていただくこととなりました。
 なお、婦人科の診療につきましては継続してまいりますので、ご不明な点は、産婦人科外来にご相談ください。
 当院としましては、一日も早く、産科診療の体制を整え、分娩の受入れを再開したいと考えております。当院での出産を選択していただいた皆様、当院での里帰り出産を考えておられた皆様には、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
  
 市立岡谷病院長 平山二郎

/////////////////////////////////////////////////////////////////http://www.izai.net/2010/10/post-21.html