病院1700施設 防火違反 シャッター故障/扉の前に障害物 無届けの増改築も

2014.02.06

 

病院1700施設 防火違反
シャッター故障/扉の前に障害物 無届けの増改築も
国交省、点検義務化を検討 (2・6 日本経済新聞)


 全国の病院や診療所のうち1724施設で、防火扉がないなどといった防火設備の建築基準法違反が見つかったことが5日、国土交通省の緊急点検でわかった。

調査対象の10.7%に当たる。自治体に無届けのまま増改築した施設も判明、増改築の内容も多くが違法だった。

同省は自治体を通じて是正を指導するとともに、今後も定期的に点検を実施する方針だ。

 


 緊急点検は、昨年10月に福岡市の診療所で入院中の高齢者ら10人が死亡した火災を受けて実施した。

福岡市の診療所のような小規模施設の防火設備を定期点検するかどうかは現在、自治体の判断に委ねられている。

国交省は建築基準法を改正し、点検を義務化することも検討している。

 国交省は、今年1月までに自治体を通じ、入院設備があり、一定規模以上の病院・診療所計1万6087施設について調べた。

 建築基準法違反で最も多かったのは防火扉やシャッターなどの防火設備が故障して作動しなかったケースで、910施設。

防火扉の前に障害物を置いていた施設は362、煙や熱の感知器が未設置の施設は152あった。

 都道府県別では大阪が166施設で最も多く、東京153施設、福岡143施設と続いた。

 無届けの増改築は541施設(3.4%)で確認された。増改築のうち約7割は、建築基準法違反に当たる内容だった。