地域医療守る条例検討-富士宮市議会、県内初

2013.12.14

地域医療守る条例検討-富士宮市議会、県内初
2013.12.12静岡新聞 


 富士宮市立病院の整形外科医引き揚げに伴う医師不足問題について、同市議会は11日の定例会見で、県内初の地域医療を守る条例(仮称)の制定を検討することを明らかにした。

地域医療を守る意思や役割を明文化し、市民、病院、市の協働を促す。市議会は先進自治体の取り組みを参考に、関係機関への働き掛けを強める方針。

 市民、病院、市がそれぞれの責務を果たすことが条例の基本理念。

条例の項目は「市民はかかりつけ医で日ごろの健康管理に努め、不要不急の受診を無くす」「病院は良好な勤務環境を保持し、検診事業に積極協力する」「市は県や医大、医師会などと連携した総合的な医療施策を講じる」―などが想定される。

宮崎県延岡市は2009年、医師会などの協力で全国の市町村で初めて、地域医療を守る条例を制定した。http://www.city.nobeoka.miyazaki.jp/contents/fukushi/chiikiiryou/chiikiiryou/seitei.html

地元の県立延岡病院神経内科が医師不足で休診に陥ったことが条例づくりの機運につながった。

 富士宮市議会事務局によると、同様の条例は全国10の自治体で制定されているという。

常勤医4人の同市立病院整形外科は来年4月から常勤医1人になる。

望月光雄議長は同条例について、「地域医療の現状を理解することに意義がある」と話した。