健康知っ得ワード診療ガイドライン(2) EBM実現のための手段

2013.12.09

健康知っ得ワード診療ガイドライン(2) EBM実現のための手段(日本経済新聞 12・9)http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php?main_tab=1&menu_id=9


 医療従事者の多くが合意した内容を記した手引書は、古くから作成されてきました。1990年代に入り、根拠に基づく医療(EBM)の重要性が叫ばれるようになり、その実現や普及に役立つ診療ガイドラインに対する注目も高まりました。

 こうした機運を受け、厚生省(現厚生労働省)の検討会が96年に方針を示してガイドライン作りを奨励。

専門家の集まりである学会が、主ながんや糖尿病、脳卒中といった生活習慣病などを対象に取り組みました。

 ただ当初のガイドラインは情報量が多く教科書的で、専門医しかわからないような内容でした。
一般の医師や患者が理解しやすいように書き方を工夫する試みが求められました。

 そこで、病院などの質を第三者の立場で評価する公益財団法人・日本医療機能評価機構がEBM普及推進事業「Minds」を開始。2004年からガイドラインを一元的に集めて公開するとともに、内容も評価する取り組みを始めました。

私は機構の理事としてこの事業に関わっています。

個々の学会が診療ガイドラインを作る際の手引書も作成しました。

 国内で作られたガイドラインや関連情報は現在、機構の専用ウェブサイト(http://minds.jcqhc.or.jp/n/)で見ることができます。

(回答者=山口直人・東京女子医科大学教授)