ノロウイルス、手洗いで撃退・・・ウイルスが付着しやすいのは、共用パソコンやプリンター、ドアノブなど、不特定多数が使う場所・・・

2013.12.07

ノロウイルス、手洗いで撃退・・・ウイルスが付着しやすいのは、共用パソコンやプリンター、ドアノブなど、不特定多数が使う場所・・・


2013年12月1日(朝日新聞)
 

感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすノロウイルスが、今季も流行期に入った。「最大の予防策は手洗い」と専門家は指摘する。
どう気をつければいいのか、備えをまとめた。

 ノロウイルスは、手や食べ物などを介して、口から感染し、腸で増殖。下痢や嘔吐(おうと)などを引き起こす。
子どもや高齢者は重症化しやすく、吐いたものをのどにつまらせて死亡する場合もある。

 国立感染症研究所の片山和彦さんは「ノロウイルスは種類がたくさんあり、形も微妙に変える。

ウイルスから身を守る私たちの免疫システムが対応しきれないため、感染しやすい」と指摘する。

 年間を通じて発生しているが、低温や乾燥に強いため、流行するのは冬場だ。

片山さんは「寒くなると、抵抗力の弱い子どもなどから感染が始まる」と話す。大流行した昨シーズンに比べると、今季の流行のスタートは、やや遅め。
片山さんは「シーズン初期の地道な予防が大切」と強調する。

 ■30秒で100分の1に

 最大の予防策は手洗いだ。

 東京都江戸川区の私立幼稚園で先月下旬に開かれた「手洗い教室」をのぞいた。

 ウイルスに見立てた蛍光塗料を園児が手に塗り、せっけんをつけて15秒洗う。
紫外線を発するブラックライトに手をかざすと、塗料を落とし切れていない部分が白く光った。
主に指の間や手の甲だ。

 次は30秒。すると、白い部分がほとんどなくなった。

 講師役の宮野孝一・みやのこどもクリニック院長は、「ウイルスや雑菌は30秒の手洗いで100分の1程度に減る」と話す。
手を洗った後は、使い捨てのペーパータオルで拭くよう勧めている。

 ■職場の共用物注意

 大人の場合、おろそかになりがちなのが仕事場での手洗いだ。ウイルスが付着しやすいのは、共用パソコンやプリンター、ドアノブなど、不特定多数が使う場所。

ウイルスがついた手で口や鼻の周りを触って自身が感染したり、職場から家庭にウイルスを持ち込んだりしかねない。

 ウイルスに見立てた蛍光塗料を1人の手に塗り、7人と一緒にデスクワークをする実験では、2時間で全員の手に蛍光塗料が付着した。監修した聖マリアンナ医科大の國島広之准教授は「感染者のデスクが離れていても油断は禁物。
こまめに手洗いをするしかありません」と話す。

 ■汚物掃除は塩素系

 家族が下痢や嘔吐などの症状を示したら、どうしたらいいのだろう。
感染研の片山さんは「治療法が異なる細菌性の場合もあるので、まずは受診して」と言う。

 便や吐いた物を処理する時は注意が必要だ。片山さんによると、1グラムあたり1億個のノロウイルスがあり、10~100個が口に入っただけで感染してしまう。

「子どもが吐いたり、下痢で漏らしたりした場合、すぐにシャワーに連れていきたくなるが、顔や首をティッシュなどでしっかり拭き取ってからにして」。
シャワーでウイルス混じりのしぶきが飛び散り、親が感染するのを防ぐためだ。

 ノロウイルスは、体外に排出されてもすぐには死なない。1週間以上感染力を保つこともあり、乾燥すると、ほこりにくっついて空中に舞い上がる。
アルコール消毒は効かないので、掃除する際は薄めた塩素系の漂白剤で水拭きするか、熱湯やスチームアイロンで加熱処理する。(兼田徳幸、坂井浩和)




日本銅センター ·
11月11日  ..

昨シーズン流行したノロウイルスによる感染症。今シーズンも10月中旬ころから報道で見かけるようになってきました。
 感染すると下痢や嘔吐などを引き起こすノロウイルスですが、この度、銅の表面ではすぐに死んでしまうことがわかりました。
 研究を行った英サウサンプトン大学のKeevil教授は「ノロウイルスは固体表面でも感染力が持続し、多くの洗剤に耐性があるため、一度感染者が出てしまうと、さらなる感染につながりやすいといえます。特に感染が広がりやすい家庭内やクルーズ船などで、ドアノブや蛇口などの環境表面に銅を取り入れることで集団感染のリスクを下げることができます。」と語っています。
 詳しくはリンクをご覧ください(英語のみ)
http://www.antimicrobialcopper.com/uk/news-and-download-centre/news/norovirus-research-published.aspx