小児患者に家族の力 名大病院に滞在施設開所

2013.12.02

小児患者に家族の力 名大病院に滞在施設開所
   
2013年11月28日 中日新聞

 
ドナルド・マクドナルド・ハウスなごや=名古屋市昭和区で

 
 闘病中の子どもの家族用の滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウスなごや」が、名古屋市昭和区の名古屋大病院敷地内に完成し二十七日、開所式があった。

 愛称は「なごやハウス」とし、来年一月六日から、名大病院や周辺の病院に入院、通院している二十歳未満の患者の家族を一日千円で受け入れる。
  

 日本マクドナルドが出資する公益財団法人ドナルド・マクドナルド・チャリティーズ・ジャパン(東京)が運営する。同法人のこうした施設は九カ所目で、東海三県では初。
  
なごやハウスは、名大病院が無償提供した敷地に鉄筋コンクリート三階建て延べ千百九十二平方メートル。

 二十九~四十四平方メートルのベッドルーム十二室を設けた。

 家庭のように使ってもらおうと自炊用キッチンや洗濯機などの設備も充実させた。
  
 建設費は約三億円で、このうち、名大の松尾清一副総長を中心にした募金委員会の呼び掛けで地元企業や病院関係者から集まった一億六千八百万円を充てた。
  
 開所式には医療関係者ら五十七人が出席。石黒直樹病院長は「心と体の発達期にある小児患者には家族の力が必要。地域に支えてもらいながら大切に使いたい」と述べた。
  (相坂穣)