ドクターヘリ、新潟とも連携 山形に続き県境越え出動可 /福島県

2013.11.02

ドクターヘリ、新潟とも連携 山形に続き県境越え出動可 /福島県
2013.11.01 朝日新聞



 救急患者のもとに医師らが急行するドクターヘリの運用で、県は新潟県との広域連携を始めた。
自県のヘリが出動中の場合などに、県境を越えての出動を可能にする仕組み。
広域連携の相手は山形に続き2県目だ。

 県内のドクヘリは2008年に運用が始まった。これまでに計2436件の出動要請があったが、実際に出動できたのは約8割の1975件にとどまっている。

 出動できない理由の一つが、運行しているヘリが1機だけで、出動要請が重なると対応できないため。
また、1機で搬送可能な患者は原則1人で、多数の負傷者が出た場合、搬送できない。

 そこで県は今年4月、山形県との広域連携を開始。10月末から新潟県とも連携を始めた。
出動範囲は、各県の基地病院から100キロ(約30分)としている。
県内の基地病院、県立医大からは山形県村山市周辺、新潟県村上市周辺が含まれる。

 山形県との連携を始めた4月以降、実際に山形からヘリが県境を越えて派遣されてきたケースが5月に2回あったという。
中には、福島のヘリと同時に同じ現場に派遣された例もある。逆に、福島から山形に派遣したケースはまだない。

 ドクヘリの連携は全国で進んでいる。
青森、岩手、秋田の3県や茨城、栃木、群馬の3県などで相互乗り入れが行われている。
県地域医療課の担当者は「今後、北関東各県との連携も模索していきたい」と話している。