(声)医学部新設より付属病院増設

2013.10.31

(声)医学部新設より付属病院増設
2013.10.30 朝日新聞



 元国立大学医学部長 倉知正佳(富山県 71)

 文部科学省が大学医学部の新設を禁じた告示を見直し、新設に道筋をつける方針だと報道された。

記事によると、東北地方の医師不足解消を念頭に置いたとのことだ。

しかし日本医師会などは、医学部新設で周辺の病院の医師が足りなくなる恐れがあるとして、警戒しているとか。

 そこで提案したいのは、医学部新設ではなく医科系大学の付属病院を増設することだ。

具体的には医師不足の地域に付属病院を新設するか、地域の総合病院を付属病院に移管するということだ。

これが実現すればその病院の医師は大学教員としても勤務することになる。

相互に補完し合えば、地域医療の充実に貢献する結果になるだろう。

 複数の付属病院を持つ大学もあるが、ほとんどの国立大学法人では、一医学部一付属病院だ。

大学にとっても付属病院が増えることは医学教育上も臨床研修上でもメリットは大きい。



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富山のニュース (2012年8月21日北国新聞)

地域、高度医療の新拠点 金沢医科大学氷見市民病院で竣工式


9月1日に開院する金沢医科大学氷見市民病院の新病院の竣工式と祝賀会は20日、氷 見市鞍川で行われ、氷見市、大学、富山県などの関係者約530人が地域医療と高度医療 を担う拠点の完成を祝った。

経営不振の市民病院を建て直すため公設民営化して3年半を 経て、民間のノウハウを取り入れた新病院は県西部や能登からの利用者に質の高いサービ スを提供する医療拠点として生まれ変わる。
 
テープカットの後、式典で堂故茂氷見市長が「市民の生命と健康を守る砦(とりで)が 完成した。
広く近隣自治体からも信頼される医療を提供したい」と式辞を述べた。

竹越襄 金沢医科大理事長が「新病院は地域医療を継続、発展させるための重要な一歩になる」と 述べ、髙島茂樹病院長が建設工事の経過を説明した。

石井隆一知事は「災害対策において も、この病院が果たす役割は大きい」と期待を寄せ、橘慶一郎衆院議員、久保健三氷見市 議会議長が祝辞を述べた。

 
祝賀会では金沢医科大顧問の森喜朗元首相が「氷見市と金沢医科大の手法は、地方の公 立病院経営のモデルケースになる」とたたえた。

西野逸男氷見市医師会長に続き、長隆東 日本税理士法人代表社員(元市民病院経営改革委員会委員長)が祝辞を述べた。
坂本滋金 沢医科大北辰同窓会長の発声で乾杯した。

宮本佐智夫富山新聞社代表らが出席した。

 新病院は鉄骨6階建て、延べ床面積(付帯施設含む)2万2521平方メートル。
建設 費は約52億円(医療機器を含めた総建設費は約63億円)。
駐車場651台。病床数2 50床。26診療科を掲げ、健康診断や人間ドックを行う健康管理センターや集中治療室 (ICU)6床、年中無休の回復期リハビリテーション病棟49床など最新の医療機能を 備え、予防から治療、機能回復を一貫して取り組む。

 新病院では21日午前10時から午後4時まで一般向けの内覧会が行われる。

 金沢医科大学氷見市民病院では新病院への移転準備のため、27~31日まで外来診療 を休診する。救急外来も26日午後5時~9月1日午前9時まで休診する。