中国人の渡米出産ブーム続く 問われる産後ケアセンター

2013.10.23

 中国人の渡米出産ブーム続く 問われる産後ケアセンター (人民網日本語版Sep 26 2013)
 
 
 大まかな統計データによると、香港で出産した中国大陸部の妊婦の数は、この10年で47倍増えた。

また、2013年に米国で出産する中国人妊婦は、約2万人に達する見通しだ。国際金融報が報じた。

 昨年末、出産を控えた陳さんは、自分自身の「アメリカン・ドリーム」を叶えるためロサンゼルスに飛び、男の子を無事出産した。

アメリカ合衆国憲法修正第14条によると、米国で生まれた赤ん坊は自動的に米国の公民権を得ることができるため、陳さんが産んだ男の子は、米国におけるあらゆる福利厚生を享受する権利を持った。

 陳さんは、某大な数に上る「米国で出産する中国人妊婦」の一人に過ぎない。
各産後ケアセンターを監督する全米出産後ケアサービス協会がこのほど発表した「全米産後ケアセンター業界白書・米国産後ケアセンター産業発展に関する調査研究報告(以下、『報告』)」の統計データによると、香港で出産した中国大陸部の妊婦の数は、この10年で47倍増えたと指摘されている。

また、2013年に米国で出産する中国人妊婦は約2万人に達する見通しだ。

 「出産」と「移民」をセットにした渡米出産仲介業とその関連産業は、すでに完璧な産業チェーンを形成している。

米国で名の知れた産後ケアサービス企業は約500社に上る。
2009年に創設された「米宝之家」産後ケアセンターは、同業界の先駆者だ。
この種の企業は、中国の富裕家庭を対象に、米国内の産後ケアセンターでの各種サービスや出産育児に関するコンサルティングサービスを行っている。

 ここで問題となるのは、関連政策による管理が不十分であるため、産後ケアセンターの経営が、合法か違法か判断しがたい「グレーゾーン」になっていることだ。

一般の民家を使って経営しているこれらのセンターは、米国では「違法経営」と見なされ、監査が入れば、調査処分、営業停止・閉鎖などの命令が下される。

 ロサンゼルス市はこのほど、産後ケアセンターに対する一斉取り締まりを実施、違法経営と見られる計85件を摘発した。
このうち24社については、衛生法違反、建物の不法改造、違法宿泊サービスなどの違法な経営を行っていることが実証された。
また、ロサンゼルス市政府は10月に新たな法規を制定し、違法産後ケアセンターの取締強化を図る。

利用した産後ケアセンターが差し押さえられた場合、そのセンターを利用して米国で出産した中国人の母親の記録は、警察および移民局に残される。

 産後ケアセンターが提供するサービスの内容にも、心配な点が多々ある。
「報告」によると、新しく設立された産後ケアセンターの多くは、業務経験の乏しさから母親・新生児ケアの内容・質が十分であるとはいえず、新生児ケアに関する事故が発生した場合、それが取り返しのつかない重大事故につながるケースになり易い。

「美宝之家」ERP(統合業務)シニアマネージャーを務める方政氏は、「妊婦の方々は、産後ケアセンターを選ぶ際に、『センターの責任者はどのような経歴を持っているのか』『医師の素質はどうか』など、ソフト面での条件にも注意を向けた方が良い」と提案している。

 方氏は、米国での出産について、次の通り語った。

 米国を訪れて出産する場合の最大の問題は、「米国生まれの赤ん坊」と、関連する国際法との間に軋轢が生じることだ。
通常、赤ん坊は米国で生まれた後、ただちに米国のパスポートを取得する。
その後、中国に戻って居住する際には、中国への旅行証を使う。
このようにすれば、子供の米国国籍をキープすると同時に、中国では他の子供と同じように問題なく日常生活を送ることができる。
しかし、旅行証の有効期間が2年間であるため、期限が切れる前に在米中国大使館に赴き、更新手続を行う必要がある。
つまり、子供が18歳になり、米国国籍を選択すると正式に宣言するまで、2年ごとに米国を訪れ、更新手続をしなければならない。
これについては、仲介業者が前もって十分な情報提供を行うべきだ。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年9月26日




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出産と入院 > 産後ケアーセンター 2007/2/27(火) はてなブックマーク

中国社会では、女性の出産後約1ヶ月を“坐月子”といい、母体の休養をしっかりととり、回復の為に栄養を取る期間とされています。 

坐月子の1ヶ月間は、食べると良いとされる、または食べるべきとされる、食事がかなり具体的に決められています。 

また、体の調子を整える為、とにかく横になって休み、細かい生活習慣まで気をつけるようにと言われます。

実際に、ロスで出産し、坐月子の期間中は“出産後の産婦は誰よりも大事にされる”と言うのは本当だと実感しました。 
坐月子は中国社会独特のもので、女性にとってはとても有難い習慣です。
このすばらしい習慣、“坐月子”について、これから少しずつ紹介していきたいと思います。

普通は“坐月子”は実家がするものらしいですが、実家が離れていたりする場合は、義理のお母さんが面倒を見ます。
坐月子の概念は中国社会では極めて重要で、女性の出産後の体の回復の為、そして、その女性の一生の健康の為に不可欠なものとされています。
 出産後の娘またはお嫁さんに、しっかりとした坐月子をするのは、実家の母または義理の母の一大任務とされているようです。

最近は親の世代も仕事を持っていることもあり、なかなか家でしっかりとした坐月子をするのは難しいようです。 

坐月子の期間の食事をデリバリーするサービスもあります。又“月子中心(産後ケアセンター)”という施設があります。 

センターは体に良い漢方を踏まえた栄養のある食事を提供してくれます。 

また、専門の看護婦が24時間体制でいて、休む時は、赤ちゃんを見てもらうこともでき、産後の産婦はこのセンターで数週間から一ヶ月ゆっくり体を回復させることができます。

なぜ一ヶ月もこのケアーセンターに入るかというと、女性の出産後の体の回復の為、そして、その女性の一生の健康の為に不可欠なものとされています。

 日本では、産婦の産後のケアがしっかりできていないのが実情だと思います。 

産後の疲れた体で、なれない赤ちゃんのお世話におわれ、休養が取れなかったり、実家から離れて暮らす場合は栄養も十分にとれずに、体を壊してしまったり。。 また、二番目の子供を生む時は、預ける先を考えたり、家に帰ってきた後の世話はもっと大変です。

日本にも、こんな施設があったら、もっと安心して子供を生むことができるという声もあります