暴力団融資、副頭取が放置 みずほ銀 3年前に把握

2013.10.04

暴力団融資、副頭取が放置 みずほ銀 3年前に把握
(朝日新聞10・4)
 
【笹井継夫】みずほ銀行が暴力団組員らへの融資で金融庁から業務改善命令を受けた問題で、2010年に融資の事実を把握したのに抜本的な対策をせず放置していたのは、当時の副頭取だったことが3日わかった。

こうした事実などについて、みずほ銀は4日、問題発覚後初めて記者会見を開き、説明する。
 
みずほ銀の関係者が明らかにした。副頭取は、頭取に次ぐナンバー2で、代表取締役として銀行を代表する立場だった。

銀行の上層部が問題融資を把握しながら放置していたことになり、法令順守(コンプライアンス)を軽視するみずほ銀の体質そのものが問われそうだ。
 
みずほ銀は9月27日、金融庁から、信販会社を通じた暴力団組員らへの融資に関する情報が「担当役員止まり」となっていたことなどを問題視され、業務改善命令を受けた。みずほ銀は10年12月に問題の融資があることを把握したが、12年12月の金融庁検査で指摘されるまで放置していた。
 
10年の担当役員がだれだったかについて、みずほ銀はこれまで明らかにせず、現時点の担当は法令順守を担う常務執行役員だと説明していた。

常務執行役員は、会社の重要事項を決める取締役会のメンバーではなく、会社を代表する立場であることを示す代表権ももたない。しかし、10年当時の担当は、頭取に次ぐ立場で取締役会に出席し、代表権ももつ副頭取だった。
 10年当時の副頭取は、11年4月に退き、みずほ銀が出資している不動産会社の社長をつとめている。

その後、法令順守の責任者は、別の副頭取や常務取締役に代わり、12年4月に現職の常務執行役員が就いた。みずほ銀は「当時の副頭取の関与についてはコメントできない」としている。
 現職の常務執行役員について、みずほ銀は3日、9月30日の取締役会で法令順守の担当からはずし、副頭取執行役員に交代させていたことを明らかにした。
 みずほ銀が4日開く会見は、親会社のみずほフィナンシャルグループの岡部俊胤(としつぐ)副社長が出席し、一連の問題について説明する。