地方独立行政法人 加古川西市民病院内科の休床 入院患者用25床を再開 1日から 人材補充で体制確保

2013.09.02

地方独立行政法人 加古川西市民病院内科の休床 入院患者用25床を再開 1日から 人材補充で体制確保
2013.08.30 神戸新聞



加古川西市民病院内科の休床

入院患者用25床を再開


1日から 人材補充で体制確保


 地方独立行政法人・加古川市民病院機構は29日、加古川西市民病院(同市米田町平津)で閉鎖している内科病棟の一部を9月1日から再開させることを明らかにした。

内科医が相次いで退職し、入院患者用の50床を休床していたが、人材を補充して診療体制が整ったため、25床を再稼働させる。(大久保斉)


 同病院の内科では、開業などを理由に医師の退職が続出。後任の人材も確保できず、内科医は2004年の14人をピークに09年には5人にまで減り、110床のうち50床を休床した。

この結果、本館5階の内科病棟は全面閉鎖となった。人材の流出に歯止めはかからず、一時は2人にまで減り、外来、入院とも診療を大幅に制限してきた。

 その後、協力関係がある神戸大医学部から医師の派遣を受けて、陣容は徐々に持ち直した。
11年4月に13人となり、12年4月は12人に減ったものの、今年4月には東市民病院(同市平岡町一色、旧神鋼加古川病院)との兼務を含めて19人に増えた。近年のピークを上回ったことから、診療体制が復調したと判断。
50床のうち半分を稼働させることを決めた。

 内科の稼働病床は60床から85床に上積みされる。現在、古くなったベッドの更新や、ナースコール、空調機などの点検などを進めており、入院患者の受け入れは9月5日ごろになる見通し。

 同機構は加古川中央市民病院(仮称)の16年秋開院に向け、既存の両病院に勤務する医師、看護師の交流を深めようと、今年4月から一部要員で兼務を始めた。西市民病院の許可病床数は397床。
今回の再稼働に伴い、休止病床は71床から46床に縮小する。

 同機構の田井真一事務部長は「今後も医療スタッフの補充や兼務を通じて診療体制を強化し、休床数を減らしていきたい」としている。

 一方、東市民病院の許可病床数は206床。休床はゼロで、稼働率は80%超という。