市立伊丹病院、分娩の受け入れ休止 医師不足、来年4月から /兵庫県

2013.09.26

市立伊丹病院、分娩の受け入れ休止 医師不足、来年4月から /兵庫県
2013.09.25 朝日新聞



 伊丹市の市立伊丹病院が、医師不足を理由に、産婦人科での分娩(ぶんべん)の受け入れを来年4月から休止する方針であることがわかった。

医師が確保できれば再開を検討するが、現時点で見通しはたっていない。

年間約300件の分娩を扱っており、地域医療への影響が懸念される。

 阪神間の公立病院では、西宮市立中央病院が2006年3月末で分娩の受け入れを休止。

17年に予定している病院移転後は産婦人科そのものを廃止する方針だ。

宝塚市立病院も08年4月から分娩を含む産科診療を取りやめ、婦人科の外来患者のみを受け入れている。いずれも医師不足が理由とされる。

 市立伊丹病院によると、産婦人科の常勤医は現在6人だが、来年3月末にこのうち1人が退職し、当直できる医師が4人から3人に減るという。

 これまでは難産による予定外の帝王切開など、緊急時には近くに住む医師が30分以内にサポートに駆けつけ、24時間態勢で分娩に対応してきた。

しかし、当直できる医師が3人では、こうした体制を維持するのは難しいという。

産婦人科は維持し、出産前後の検診などは続ける方針だ。

 病院には来年4月以降、すでに約10件の分娩予約が入っている。

担当者は「責任を持って近隣の医療機関と調整を続けている。引き続き医師の確保に努め、すみやかに分娩の受け入れを再開できるようにしたい」と話している。

 (山下弘展)