診療情報 ネットで共用*管内拠点病院とかかりつけ医*来月から試験稼働*医療水準確保へ連携

2013.08.30

診療情報 ネットで共用*管内拠点病院とかかりつけ医*来月から試験稼働*医療水準確保へ連携
2013.08.29 北海道新聞 


 インターネットを利用した専用システムを使い患者の検査データや処方記録などの診療情報を複数の医療機関が共用する「十勝メディカルネットワーク」(愛称・はれ晴れネット)が9月から試験稼働する。拠点の医療機関と地域のかかりつけ医などの医療連携の態勢整備を目指す。(山本孝人)

 データを提供する「公開型医療機関」とデータを活用する「参照型医療機関」が、それぞれ端末の専用ソフトを使ってインターネット上のデータセンターに接続し、データをやりとりする。
扱う情報は薬の処方、血液などの検査結果、エックス線などの画像情報を想定する。

 診療情報の利用は、「参照」側の医師が患者の同意を得て「公開」側に依頼。
原則30分以内に該当患者の情報に接続できるようになる。
1回の手続きで参照できる期間は2年間だが、患者が希望した場合、提供は中止される。

 スタート時、公開型医療機関は帯広厚生、帯広協会、北斗、帯広第一、国立帯広、開西の6病院。

参照型は十勝全域の病院、医院、診療所などを想定。現在、帯広市医師会と十勝医師会が取りまとめている。

 ネットワークの整備事業は2011年度から帯広市医師会を事務局に協議会を設置、国の「地域医療再生基金」から約1億5千万円の補助を受けて準備を進めてきた。
9月中に順次、公開型3病院と参照側の3施設が稼働。実証を重ねて、11月に本格稼働を目指す。

 市医師会情報広報部長で帯広厚生病院の大瀧雅文副院長は「システムを活用して医療機関が連携し、十勝全域で一定水準の医療を提供できる態勢を目指したい」としている。