県立3病院、収支改善 12年度 総合は初の黒字化

2013.08.12

県立3病院、収支改善 12年度 総合は初の黒字化
2013.08.10 岐阜新聞



 県立3病院の2012年度決算が9日、明らかになった。県総合医療センター(岐阜市)は10年度に地方独立行政法人化して以来初めて黒字化を達成。多治見病院(多治見市)は純利益が大幅に増加し、3年連続の増益となった。

下呂温泉病院(下呂市)は純損失だったものの赤字額は前年度より減少。県は3病院とも収支が改善したとしている。

 同日、県が3病院の12年度決算を県地方独立行政法人評価委員会に提出した。

 県総合医療センターの純利益は5億3401万円で、前年度の3億5746万円の赤字から黒字転換した。がんなどに対応した高度医療の導入で、診療報酬が増加して在院日数が減ったこと、外来患者数が前年度から4・2%増えて29万7289人になったことなどが要因。

 多治見病院の純利益は8億5702万円で、前年度と比べて約4・6倍になった。

医療連携の強化で入院・外来患者数が47万2587人と前年度より2・8%増えたこと、病床利用率の向上が寄与した。

 一方、下呂温泉病院は業務委託を見直すなどしてコストを抑制。
2億4788万円の純損失だったが、赤字額は前年度より約4千万円縮小した。

 県立3病院は10年度の地方独立行政法人化以降、収益が改善傾向にある。

県地域医療推進課は「公務員のルールに縛られず、決定が素早いことが経営のメリットになっている」と評価した。

純利益は投資などに備えて各病院で積み立てる。純損失は各病院の積立金でカバーする。

(馬田泰州)