加賀市新病院:16年開院へ起工式 市長「地域医療の中心に」

2013.08.08

加賀市新病院:16年開院へ起工式 市長「地域医療の中心に」 /石川
2013.08.07毎日新聞 http://www.city.kaga.ishikawa.jp/file/fget.php?pb=339/11585.pdf



 加賀市が2016年4月の開院を目指す新病院の起工式が6日、建設予定地の同市作見町であった。
新病院は、05年の旧加賀市と旧山中町の合併後、加賀市が運営している加賀市民病院と山中温泉医療センターの二つの公立病院を統合して発足する。
市は統合により医師不足や、両病院合わせて41億円を超える累積赤字などの課題の解決を目指すとしている。

 新病院の敷地は、JR加賀温泉駅前の約2万7600平方メートル。
建物は鉄筋コンクリート造り地上6階建てで、総事業費は約102億1500万円。15年秋ごろの完成を見込む。

 病床数は300床で全て個室。現在、運営する2病院の合計425床(うち40床は療養病床)に対し、125床減る。
診療科目は現在と同様の15科目を維持する。

 この日、起工式には病院関係者や地域住民ら約130人が参加。
寺前秀一市長は「医師不足のため、救急患者を市内で受け入れられない状況が続いている。
新病院が開院すれば地域医療の中心となる」とあいさつした。

 病院問題を巡っては、07年に市民や医師らでつくる地域医療審議会が「新病院を建設する以外に根本的な問題解決はできない」との答申を市に提出。
11年11月に市は2病院を統合することを正式に表明した。一方、翌12年には「計画が早急すぎる」などと反発した市民グループが、建設の賛否を問う住民投票条例の制定を求める請求書を市に提出(後に市議会が否決)するなど、反対する声もある。【丹下友紀子】
 
 
 
 


加賀市新病院が起工/設計施工=大林・山下グループ
2013.08.07 建設通信新聞 


 石川県加賀市が計画を進めている同市統合新病院建設工事の起工式が6日、同市作見町の建設地で行われた。来賓として谷本正憲石川県知事らも駆け付け、関係者が地域待望の施設着工を祝うとともに、2015年度末の完成に向け無事故・無災害を祈った。設計・監理を山下設計、施工を大林組が担当する。病室は全室個室で、公立病院では全国初という。

 同病院は規模がRC一部PSPC造地下1階地上6階建て延べ約2万7600〓で基礎免震構造を採用する。病床数は300床で、 HCU(高度治療室) を除き全室個室。工期は13年4月1日から16年3月末まで。

 設計施工一括発注方式を採用し、公募型プロポーザルにより大林組・山下設計グループを選定、契約は税込み67億4940万円で大林組と締結した。

 起工式に先立って行われた神事では苅初の儀を寺前秀一加賀市長、鍬(くわ)入の儀を谷本知事ら、鋤(すき)入の儀を田中孝典山下設計社長、鶴田信夫大林組常務執行役員がそれぞれ行い、参加者一同が玉ぐしを奉てんし、安全を祈願した。

 起工式で寺前市長は「全室個室で、災害に強いことなどがこの病院の大きな特徴であり、地域医療の中核的機能を果たしたい。工事関係者は安全を第一に確実な工程管理をお願いしたい」とあいさつ。

 設計を担当する山下設計の田中社長は「施工者と一体となって高い品質で工期内に安全に完成させる」と述べ、施工する大林組の鶴田常務も「持てる技術を駆使し、環境への配慮はもちろん、安全管理に万全の態勢で誠心誠意取り組みたい」と決意を表明した。

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 前田厳工事事務所長(大林組)の話 「設計者とお客さまのニーズをよく理解し、品質の良い、使い勝手のいい建物を関係者と協力して無事故で完成させたい」