新中核病院建設、筑西市長が断念 桜川市と協議進まず意向

2013.07.24

新中核病院建設、筑西市長が断念 桜川市と協議進まず意向 /茨城県
2013.07.06朝日新聞


 筑西市の須藤茂市長は5日、約4年前から進めていた新中核病院の建設計画を断念する意向を示した。

筑西市民病院50床http://www.izai.net/2013/04/post-697.htmlと県西総合病院(桜川市)299床http://www.kensei-hospital.or.jp/intro_hos/index.htmlを再編統合する計画だが、統合の枠組みや建設地などをめぐり桜川市との協議が全く進まないことを理由に挙げた。

統合案に代わり、この公立2病院と周辺医療機関も含め機能分担と連携を図ることで、地域医療の再生を目指すとしている。

 市議会の全員協議会で明らかにした。

 須藤市長は、建設場所として筑西市の竹島地区を一貫して主張してきた。

 須藤市長が今回示した機能分担案は、筑西市民病院を中心に据えている。

地方独立行政法人での運営に改め、心疾患や脳血管疾患に対応する循環器内科のほか一般外科、整形外科、一般内科などの診療科を設け、二次救急にも十分対応できる病院を目指すという。

 県西総合病院がどのような機能を担うかは今後、桜川市と協議するとしている。
ただ、同病院は両市による一部事務組合立病院のため、今回の一方的な提案をめぐる桜川市側との調整は、難航が予想される。

 県によると、新中核病院建設には、国の地域医療再生臨時特例交付金25億円を充てることが可能だった。
だが、病院を建設しない場合、2008~09年度の国の補正予算で措置された13億円しか事業に充てることができないという。

 また、新中核病院建設は、県が策定した地域医療再生計画の一環のため、交付金を使うには、新たな機能分担案による地域医療再生計画の基本構想を早急にまとめる必要がある。
計画変更についての県への十分な理由説明も不可欠だ。

 桜川市との協議や県の説得など、筑西市は今後、厳しい対応を迫られそうだ。