水戸赤十字病院:出産予約を休止、医師確保できず 地域の拠点、影響懸念

2013.07.12

水戸赤十字病院:出産予約を休止、医師確保できず 地域の拠点、影響懸念 /茨城
2013.07.11 毎日新聞 


 出産に必要な産科医を確保できないとして、水戸市三の丸の水戸赤十字病院(小原克之院長)は、8日から来年3月以降の出産予約の受け付けを休止した。

同病院は、リスクのある妊婦を受け入れる「地域周産期母子医療センター」に指定されており、地域医療への影響が懸念される。

 同病院によると、産婦人科の常勤医は現在、昭和大(東京都品川区)から派遣された8人が在籍。
昭和大は5月末、「新病院建設のため、産婦人科医が必要となる」として、常勤医を引き揚げる方針を伝えてきた。
現時点では、何人を引き揚げるか不明だという。

 このため、同病院は来年4月以降、産科医確保のめどが立たなくなったことから、出産予約の休止に踏み切った。
また、子宮がんなどの診療も「長期的な治療が必要となる」(同病院)として休止を検討。9月末までに対応方針を正式決定する。

 同病院は年間500~600件の出産を扱っており、切迫早産などリスクのある出産が3分の1を占めている。
県医療対策課によると、リスクのある妊婦を受け入れられる施設は県内5カ所。
同病院は「県とも連携し、ほかの大学4、5カ所を当たっている」と産科医確保に努める方針。【杣谷健太】



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水戸赤十字病院、医師確保の見通し立たず 分娩予約を休止 来年3月以降 /茨城県
2013.07.10朝日新聞 


 水戸市の水戸赤十字病院は8日、分娩(ぶんべん)に必要な医師を確保できる見通しが立たないとして、来年3月以降の分娩予約を休止した。

同病院は、県央・県北地域で唯一の「地域周産期母子医療センター」で、リスクのある妊婦も受け入れてきた。年間500件近い分娩を扱っており、地域医療への影響が懸念される。


 水戸赤十字病院によると、産婦人科の常勤医は8人。

リスクのある妊婦を受け入れるために必要とされる4人以上の医師を来春以降確保できる見通しが立たない、としている。

医師を派遣している昭和大学(東京都)が来年4月までに医師の一部を引き揚げる方針であることに加え、退職の意向を示している医師もいるという。

 3月以降に同病院で分娩を希望する人には、リスクの度合いに応じて他の病院や医院を紹介する。
同病院は「医師の確保に向けて努力している。見通しが立てば予約を再開したい」としている。

 医師の不足に伴い、卵巣がんや子宮がんといった婦人科がんの手術にも影響が出そうだ。
同病院は「長期の治療が必要な手術の場合、受けられなくなるケースもありうる。9月ごろをめどに対応を決める」という。

 同病院の昨年度の分娩数のうち、正常分娩は3分の2で、妊娠高血圧症候群や切迫早産などリスクのある分娩が3分の1を占めている。(栗田有宏)