◎医療再編会議 非公開へ 舞鶴市方針 複数市議が批判

2013.06.16

◎医療再編会議 非公開へ 舞鶴市方針 複数市議が批判
2013.06.15 京都新聞 


 舞鶴市は、12、13日の市議会一般質問で、公的4病院の医療再編を議論する「舞鶴地域医療連携機構」の連携会議を非公開にする方針を明らかにした。

 会議は市幹部と舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院の各院長、舞鶴医師会長ら11人で構成。
病院間の連携強化や医師不足解消の具体策を検討する。
5月30日に第1回会議が非公開で行われ、複数市議が「市民の目をふさぐのか」と批判した。

 山口則夫保健福祉部理事は「会議では医療現場の内部事情などデリケートなことに踏み込むため」と説明。
今後も非公開を続け、決定事項を事後報告する方針を示した。

 同様の委員会は斎藤彰前市長時代の2009年1月にも創設され、当初は非公開だったが、議会や報道機関から公開要請があり、3回会合から公開に切り替えた経緯がある。
連携会議の次回会合の日程は未定だが、市民生活に大きな影響を与える問題だけに、市の対応が注目される。(竹下大輔)

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◎医師確保 問われる手腕 多々見・舞鶴市政2年 病院再編検証 ハード整備は順調 病院側 「具体策見えず」
2013.02.16京都新聞 


 舞鶴市の多々見良三市長が就任して18日で2年を迎える。
公的病院再編が最大の争点だった市長選で現職を破って初当選し、4病院の機能分担という公約通りにハード面の整備は進み始めた。
15日の記者会見でも「現時点では合格点」と自己評価したが、肝心の医師不足解消の道筋は見えず、課題は山積している。


 同市では2004年3月の市民病院医師の大量退職で医師不足が顕在化。
斎藤彰前市長が市民病院、舞鶴共済病院、舞鶴医療センター、舞鶴赤十字病院の4病院の運営を統合して基幹病院を新設し、主要2病院に集約する方針を提示した。
これに共済病院長だった多々見氏が反対して立候補、斎藤氏を大差で破った。

 多々見市長は4病院を存続させ、市民病院を新築し療養病院に特化するなど各病院の特色を生かした再整備を図る「分業」を提示。
昨年3月、市長の考えに沿う形で府は中丹地域医療再生計画を修正した。

 施設整備は順調だ。
市民病院移転の予算案は昨年11月に成立し、共済病院の新病棟建設も始まった。
病院関連議案が何度も否決された斎藤市政と違い、議会で過半数の支持を受ける。計画修正に不満もあった府とも関係改善し、市政運営が安定したことも大きい。
多々見市長は15日の会見で「現時点では予定通り。合格点だ」と自己評価した。

 しかし、3病院側は「医師確保の具体策が見えてこない」と口をそろえる。
選挙戦で多々見市長は「わたしは医師。
人集めで有利に働く」と訴えたが、4病院の常勤医は就任前の10年度114人から12年度111人に微減となった。

 ここ数年、3病院では外科や産婦人科の医師を交互に応援派遣する独自の「医師確保」を始めたが、医療事故時の責任所在など不安も抱える。
病院関係者は「病院間の連携で、ギリギリ踏みとどまっている」と漏らす。

 昨年3月議会で多々見市長は「(府立医大から)2、3年後には(医師を)送れる体制になると回答を得た」と答弁したが、府立医大側が「そんな約束はしていない」と抗議。
多々見市長は会見で「確約はとれていない」とトーンダウンした。

 同医大は新年度に府立与謝の海病院(与謝野町)を付属病院化する方針で、医大幹部は「与謝の海の強化で手いっぱい。
舞鶴へ送る余裕はない」と突き放す。
市は公的病院の負担が重い休日の急病診療所を14年度までに開設する計画だが、夜間診療を当面は見合わせる。
多々見市長は「各病院のハード整備が終わる15年には若手医師が舞鶴に来やすい環境をつくる」と述べたが、市民の目に見える実績が必要だろう。(竹下大輔)